パルスドキセノン滅菌装置
パルスドキセノン滅菌装置とは?
加熱による滅菌方式に代わる「光」による滅菌方式
「光」による滅菌は瞬時発光のため、加熱による滅菌に比べ、
- 電気代の削減に貢献
- CO₂削減に貢献
- 対象物の変形、変質が起こりづらい
- インライン滅菌処理が可能になり、生産性が向上
また、高殺菌能力を持つキセノンランプを採用することにより、
- 水銀レスのランプを使用しているため環境にやさしく、安全
- 高レベルの殺菌(3~6D値)が可能なレベルまで達成
対象物の一例
- 輸液ソフトバッグ
- 注射シリンジ
- バイアル
- アンプル
- ペットボトルキャップ
- デザート容器
- パン
- 切り餅
導入事例
日新製薬株式会社
対象製品:生理食塩水(20mℓプラスチックアンプル)
使用方法:最終滅菌
日新製薬(株)さまのウェブサイトでもパルス滅菌装置が紹介されております。
※ポリエチレンボトル製品の最終滅菌方法としてパルス光滅菌をご活用。
株式会社大塚薬品工場
対象製品:生理食塩水及び薬液(20mℓプラスチックアンプル)
使用方法:殺菌処理
東亜薬品工業株式会社
対象製品:薬液(150mℓプラスチックボトル)
使用方法:最終滅菌
新潟県工業技術総合研究所 素材応用技術支援センター
対象製品:マスク用不織布など
使用方法:性能試験
実際の処理方法については下記の動画からご覧いただけます。
[Video]パルスドキセノン滅菌装置2000J
3:26
パルス光照射による殺菌試験例
試験条件(2000J 実験機)
- ランプ
- 2000J用パルスドキセノンランプ 2灯
- 照射距離
- ランプセンターよりボトル中心75mm(両面から)
- 充電エネルギー
- 1000J、1500J、2000J
- 使用菌
- 黒麹カビ:Aspergillus niger var. awamori(JCM2261)
- サンプル
- 20mℓ 生理食塩水(0.9%)PEボトル[提供 日新製薬(株)さま]※右下写真
- 菌数計測方法
- 黒麹カビの胞子を注入したPEボトルを一定照射距離でパルス照射後、一定濃度に希釈しPDA培地に塗布し菌数を計測
試験結果
充電エネルギー | 20mℓ PEボトルの 6D値に要するパルス数 |
---|---|
1000J | 3パルス |
1500J | 2パルス |
2000J | 1パルス |
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医薬関連の工場では、バリデーションを効率的で正確に実施することが重要です。
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