電子線(EB)

電子線(EB)の利用でカーボンニュートラル/脱炭素社会を推進!

パリ協定を踏まえて、日本を含め世界では二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「脱炭素社会」を目指しています。企業側にも今後具体的な取り組みが求められます。

硬化技術といえば一般的な熱硬化方式の他に電子線(EB)を利用したEB硬化方式があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

熱硬化方式

  1. 熱伝導がよくないため硬化に時間がかかる
  2. 直接硬化させるための熱以外に炉内接部などを加熱させる必要あり

エネルギーが大量に必要であり、硬化塗料には有機溶剤(CO₂源)を使用するため、
CO₂が大量に発生します

EB硬化方式

  1. 直接塗料に対して放射エネルギーを集中させる
    ⇒ 短時間での処理が可能
  2. 室温にて処理が可能
    ⇒ 塗料以外を加熱する必要なし

エネルギー消費量も抑えられ、無溶剤硬化塗料のため
CO₂発生が少なくなります

岩崎電気は高性能な生産用EB装置やさまざまな分野の研究開発でご利用いただける「アイ・コンパクトEB®装置」などをラインアップしております。また、各種EB装置による照射サービス(有償)も行っております、熱硬化処理の代替方式としてEB処理にご興味のある方はお気軽にご相談ください。

硬化における各処理方法の比較

項目 EB方式 UV方式 熱方式
硬化雰囲気 不活性ガス 空気中
(場合により不活性ガス)
空気中
運転
(on-off操作)

(シャッターやLED)
不可
エネルギー単位 吸収線量
(Gy : Gy = J/kg)
UV光量
(J/m²)
-
硬化時間 秒単位 数秒~数十秒 数分~数十分
硬化温度 室温 40℃~80℃ 80℃~250℃
エナメル加工
(厚み、光種選定)
揮発分 0~20% 0~60% 60~80%
塗料のポットライフ 長~短
作業環境 X線
オゾン等
紫外線(UV)
微量オゾン

排溶剤
設備床面積
(場合により小)

(場合により中)
エネルギー消費 2 5 100

EB導入事例

CO₂削減を実現するためにEB技術は、さまざまな分野で利用されています。
その一部を紹介いたします。

東レ株式会社様

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電子線(EB)活用なるほどBOOK

電子線(EB)で加工した素材は、さまざまな場所で活躍しています。電子線の特長、効果などをわかりやすくご説明しています。

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岩崎電気 光・環境営業部

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