岩崎電気の事業
東京タワーやレインボーブリッジの照明、食品や医療機器の殺菌設備など、岩崎電気の照明・光技術は、さまざまなシーンで目にすることができます。
環境保全-光・環境部門
紫外線殺菌事業
紫外線には、細菌や微生物の増殖を妨げ、有機物を分解させる殺菌作用があります。
岩崎電気の紫外線殺菌システムは、食品・医薬品のパッケージや医療用品などの表面殺菌、食品原料水や半導体製造用超純水に利用される水の殺菌、浮遊菌を殺菌してクリーンな環境を保つ空気殺菌など、さまざまな分野で活用されています。
薬品や溶剤などを使う殺菌と比べて、残留物がなくクリーンで安全な、人と環境に配慮したシステムです。
水処理システム事業
紫外線は、あらゆる生物にとって最も大切な水を浄化するシステムにも利用されています。
岩崎電気は、紫外線を使った水の浄化システムも開発しています。
紫外線とオゾンで殺藻、殺菌、水質改善、脱臭の4機能を発揮するシステムで、池や湖の汚染源であるアオコを殺菌する画期的な水質浄化装置を開発。
昭和記念公園や三渓園など、全国の池や公園で利用され成果を上げています。
また、河川の水環境改善では、塩素を使わず下水を消毒し、放流先の河川や海の生態系に影響を与えないシステムにより、潤いのある水環境を提案しています。
EB(電子線)開発事業
光の限りない可能性を追求する岩崎電気は、電子線の分野でも活躍しています。
電子線には硬化、殺菌作用があり、紫外線より強力なエネルギーをもっていることが特徴。
そのため、コーティングや合成繊維の改質など、さまざまな産業分野でその活用が期待されています。
また、ゴミの焼却によって発生するダイオキシンの分解にも効果があります。
日本原子力研究所 高崎研究所では、岩崎電気の電子線照射システムを使ったダイオキシンの分解実験が行われるなど、大変注目されています。