施設報告

関バイパス高架橋 遮音壁照明灯工事

営業本部 西日本営業部 名古屋営業所 技術課

キーワード

関バイパス高架橋,遮音壁,セミプロビーム,グレア低減,漏れ光対策,道路照明器具

3.器具設置概要

灯具形状は,遮音壁への施工性からプレス型トンネル器具とし(図6),適切な路面輝度・均斉度を確保し,運転者へのグレアを低減させる,完全非対称のセミプロビーム配光が採用された。

光源は,ランプ効率と平均寿命の点で優れ,且つ灯具のコンパクト化を実現する両口金形高圧ナトリウムランプ(70W)が採用された。(図7)

図6 灯具取付設置状況

図7 ランプ点灯状況

4.おわりに

図8 設置状況

都市部をはじめ,高架橋における照明の光漏れ対策は今後とも検討項目と思われ,今回の遮音壁照明は光漏れ対策に加え,照明柱の乱立を防ぐ景観対策にも有効な照明方式である。(図8)

最後に,本施設の完成にあたり,ご指導・ご協力いただいた関係各位に深く御礼申し上げる次第である。

この記事は弊社発行「IWASAKI技報」第19号掲載記事に基づいて作成しました。
(2008年11月10日入稿)


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