UVカット形メタルハライドランプ

ランプから発するUV(紫外線)をカットする処理を施したHIDランプです。
紫外域の光(380nm以下)を約90%カットしています。

紫外域の光をカットすることにより、紫外線によるさまざまな影響を押さえます。
また、可視光(380~780nm)以外の紫外域の光をカットしているため、ランプの白色光と高い演色性を保持しています。

UVカットQ&A

UVカット処理とはなんですか?

放電ランプからは一部紫外域の光がでていますが、この紫外域の光を吸収し、ランプ外へ発せられる紫外域の光を抑える特殊な処理です。
ランプ外管にUVカット膜をコーティングしたタイプと、発光管スリーブにUVカット石英ガラスを使用したタイプがあります。

なぜランプをUVカットしているのですか?

ランプ交換により、優れたUVカット効果が継続して維持できます。また、既設の器具へもランプ交換によりUVカット効果をもたせることができます。

注) 既設器具について、器具形状、構造によっては適合できない場合がありますので、別途お問合せください。

UVカット効果の耐久性はどれくらい?

器具内などの乾燥した雰囲気では、ランプ寿命末期まで特性はほとんど変化しません。

UVをカットするとどんな効果があるのですか?

UVをカットすることは、昆虫の好む光や照射物に影響を与える波長域をカットすることになるため、昆虫の誘引性を低減したり、商品の変退色を抑制する効果があります。

紫外線にはどんな作用があるのですか?

紫外域の光(紫外放射)は、その波長からUV-A、UV-B、UV-Cに分類され下記の作用を持っています。

UV-A:380nm~315nm

健康線ともいわれ、ビタミンDの生成や骨を促進するが、衣類などの変色・退色の原因となる。蛍光発光作用など、舞台・ディスプレイ分野に応用されている。

UV-B:315nm~280nm

身体に紅斑や火ぶくれ(サンバーン現象)ができ、変色・退色の原因となる。

UV-C:280nm~100nm

殺菌線とも呼ばれ、特に250~260nm付近が最も強く、細菌・かび・ウイルス・酵母などに効果が有る。

ラインアップ

岩崎電気の紫外線カット構造のHIDランプなら、多様な施設・用途に最適なランプをお選びいただけます。

高演色・高効率のセラミックメタルハライドランプ

セラルクスTCP

  • EU10口金形
  • 35W / 70W
  • 2800K / 3000K / 3500K / 4200K
  • Ra:92~96

セラルクスT・セラルクスTC

  • G12口金形 / G8.5口金形
  • 35W / 70W / 150W
  • 2800K / 3000K / 3200K / 3500K / 4200K
  • Ra:87~95

セラルクス(E26口金形)

  • E26口金形
  • 35W / 70W / 100W / 150W
  • 2800K / 3000K / 3500K / 4200K / 5500K
  • Ra:90~95

セラルクス(E39口金形)

  • E39口金形
  • 250W / 400W
  • 4100K
  • Ra:90

水銀灯安定器点灯形のセラミックメタルハライドランプ。

FECセラルクスエースPRO・PRO2

  • 垂直点灯形
  • E39口金形
  • 110W / 150W / 190W / 230W / 270W / 360W / 660W(PRO2)
  • 4100K
  • Ra:70~85

FECセラルクスエースEX・EX2

  • 水平点灯形
  • E39口金形
  • 110W / 150W / 180W / 220W / 270W / 360W / 660W(EX2)
  • 3500K・4100K
  • Ra:75・85

FECセラルクスエース

  • E39口金形
  • 220W / 360W
  • 4100K
  • Ra:85

最高水準の高演色性を誇る、コンパクトHIDランプ。

ハイラックス

  • E26口金形 / G12口金
  • 50W / 70W / 100W / 150W
  • 2500K / 4500K / 6500K
  • Ra:82~96