ライティング講座(照明講座)

照明関連の計算法

照度・輝度測定法 - 輝度測定方法(JIS-C-7614)

(1)測定の一般的事項

  • 測定基準点の高さ
    • 屋内照明:床上から1.5m
    • 屋外照明:地上面から1.5m
      (競技場などの場合には、観客の目の位置をとることもあります)
  • 輝度計の基準点は、測定基準点におきます。
  • 輝度計の測定角の大きさ
    • 屋内照明:1度
      (詳細な輝度分布が必要な場合は、1度以下が望まれます)
    • 屋外照明:道路照明------ 0.1度、その他の照明------ 1度
      (被測定面の輝度が、上記の測定角を越えるある範囲の大きさでほぼ一様である場合、目的によってはさらに大きい測定角を用いてもかまいません)

(参考文献 JIS C 7614:照明の場における輝度測定方法(1993))

(2)屋内照明施設の輝度測定方法

屋内照明施設では、測定目的によって定めた範囲内において、なるべく細かく測定します。

(参考文献 JIS C 7614:照明の場における輝度測定方法(1993))

(3)屋外照明施設の輝度測定方法

屋外照明施設(道路照明施設を含む)の輝度測定に際しては、雨、霧、煙、ほこりなどで大気が混濁している場合、被測定面積からの直接光のほかにその散乱した光及び他の面や光源からの光が散乱して光路中に入り輝度計に入射するので、輝度計で測定した値は被測定面積自体の輝度と異なることや、被測定対象物の乾湿状態による測定値の変動を考慮して測定しなければなりません。

(参考文献 JIS C 7614:照明の場における輝度測定方法(1993))

(4)路面の輝度測定方法

路面の輝度測定に関しては、JIS Z 9111:路面輝度測定方法(1988)に従ってください。

(2020年11月20日入稿)

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