アイちゃんのあかりを訪ねて

光の街、夜の函館 - 函館市編 -

光の散策路

星降る夜に歩きたい☆

平成2年(1990)からスタートしたライトアップの数は現在、23か所だとか。アイはその中でも特に人気のスポットを、えっちら、おっちらいくつもの坂道を上りながら見てきたよ。途中、小雨がぱらついてきたりして大変だったんだぁ(涙)。長崎もそうだけど、坂道の多いことが、異国情緒漂う独特の街並の形成につながっているのかな~?

函館聖ヨハネ教会、函館ハリストス正教会、カトリック元町教会などの教会や洋館が並ぶ石畳の大三坂は“日本の道百選”にも選ばれた、元町の中でも特にエキゾチックな坂道。大三坂は坂で宿を営んでいた大三印義兵衛の名前にちなみ名付けられたそうだよ。宗派の異なる教会が隣同士に立つ様子はかつて国際貿易都市であった函館ならではの風情!

函館港に向かってまっすぐと下っていく八幡坂は、以前に洗剤のコマーシャルに使われたことから、別名“チャーミー坂”とも呼ばれているんだって!ドラマや映画の舞台としても頻繁に登場している人気スポットだから、アイも思わずヒロインになった気分でスキップしながら歩いてしまいました(笑)。異国がいまも丘の上に息づいている洋館建築の旧函館区公会堂や旧イギリス領事館もエレガントな建物で本当に素敵でした。戦後だけでも函館をロケ地とした映画はなんと60本以上もあるんだって。アイをヒロインとしたロマンスやファンタジー、誰か撮影してくれないかなぁ~。


函館ハリストス正教会


函館聖ヨハネ教会


カトリック元町教会


八幡坂から函館港を望む


旧函館区公開堂 1


旧函館区公開堂 2


旧北海道庁函館支庁庁舎


旧開拓使函館支庁書籍庫


函館市旧イギリス領事館

元町から函館の道づくりの基点となったことから名付けられた基坂(もといさか)を下って赤レンガ倉庫が並ぶベイエリアに向かう途中に、日本最古のコンクリート電柱があったよ。写真ではわかりにくいけど、大正12年(1923)10月に、当時の函館水電会社(現北海道電力)が建てたそうです。

高さ10m、現場打ち工法で、底辺が47cm四方、上辺が19.5cm四方の鉄筋コンクリート造りで角錐形という珍しいもの。80年以上、まだ現役で活躍しています。ベイに面して並ぶ5棟の赤レンガ倉庫は営業用倉庫として明治42年(1909)に建てられたそうで、もうすぐ1世紀をむかえるんだよ。そのうち2棟が雑貨やカフェなどのショップが入った金森洋物館、そのほかの棟はレストランやホールになっているんだぁ。目の前に静かな海が広がり、海風にあたりながらアイはクラシックな雰囲気を味わってきたよ。


日本最古のコンクリート電柱


旧桟橋(東浜桟橋)


観光遊覧船“BLUE MOON”


函館西波止場


西波止場美術館


赤レンガ倉庫群


金森赤レンガ倉庫


旧函館郵便局(はこだて明治館)


箱根高田屋嘉兵衛資料館

アイの知って得する豆知識

より美しい夜景を函館に!

2005年函館市は、函館山から見る夜景の魅力のさらなる向上に向けて、今後どのように展開すべきかという方向性を定めた「夜景グレードアップ基本計画」を発表したんだよ。

函館市によると、実現可能かつ具体的な手法などについて、照明デザイナーの石井幹子さんから受けた提案をベースに計画を立てているそうです。

具体的には、既存ライトアップ施設の再整備(5施設)、新規ライトアップ施設の整備(10施設)、街路灯の整備促進(4路線)、街路灯の光源変更(2路線)、全市レベルでの夜間カーテン開放促進など市民参加型プログラムもあるんだって!この「夜景グレードアップ基本計画」をだいたい5年計画で随時実施していく予定になっていて、これからまた函館を訪れた時の楽しみが増えちゃうなぁ~。
パワーアップした函館の夜景を観るのが今から楽しみです!