先輩社員の声
H. Z.
- 所属(取材時)
- 新技術開発
- 勤務地
- 埼玉
- 入社年
- 2013年
- 専攻
- 物理電子学(修士)
最先端技術を巡って、世界を相手に戦う
岩崎電気に興味を持つようになったきっかけは?
出身大学院が、岩崎電気と共同研究をしていた
上海出身の中国人である私は、上海の大学・大学院で光源について研究していました。
そして、その大学院が長年、岩崎電気と光について共同研究をしているのを知っていたので、岩崎電気は身近な日本企業でした。
さらに、これはたまたまなのですが、大学に入ってから趣味で日本語を勉強しており、就職活動で運命を感じて岩崎電気に入社を決めました。
現在の職務内容は?
新しい光源材料の開発、未来の紫外線デバイス
主に発光材料の開発とそれを用いる光源デバイスの設計をしています。
従来の紫外線光源は発光効率がよく簡単に作れるメリットはあるものの、廃棄時の環境問題及び原材料供給の安定性の課題があり、エコロジーかつ低リスクの発光材料の開発が急がれています。
そこで、岩崎電気は国内外の大学や研究機関と共同研究をしていて、新素材の開発に取り組んでいます。
仕事の魅力・やりがいは?
世界一頭のよい人たちと戦うこと
仕事の魅力は、ちょっとカッコよく言うと「最先端技術を巡って、世界一頭のよい人たちと戦うこと」でしょうか。
光源開発のためには、アメリカ、中国、インド、ヨーロッパ諸国など世界の先進国の文献・特許などの情報収集が必須です。
それらの情報を元に世界中の研究機関などと協力しながら知恵を絞り、競合他社たちライバルと光源開発の舞台でしのぎを削っています。
入社後、自分の意識で変わったことは?
未知の領域を邁進するワクワク感
大学・大学院で光については相当勉強してきたつもりですが、入社後働いてみると、光というものがなんと奥深く、光源が星の数ほどもあり、そしてまた世界が果てしなく広いものだと感心しています。
今後もそんな風に、未知の領域を邁進できるかと思うとワクワクします。
失敗したエピソードはありますか?
共同開発が頓挫するも、失敗は成功の種
数年前、大学と共同開発している光源がありました。
何度も足を運んでお金と時間をかけたのですが、光が安定しないことがわかりその研究は失敗に終わりました。
光源材料選定の調査不足が、失敗原因だったのですが、私としては「失敗は成功の種」ととらえ、むしろ問題点が洗い出された部分では進歩になったと思っています。
育児休暇はいかがでしたか?
岩崎電気では、女性も男性も育休は普通です
入社8年目に2人目の子供が生まれることになり、さらに上の子供(当時2歳)の育児もあることで、8か月間ほど育児休職制度を利用しました。
岩崎電気では、女性も男性も育児支援制度を利用する方が多いそうです。
私のセクションでも制度を利用する方は何人もいたので気兼ねなく休めました。
プライベートの過ごし方は?
夏休みは、家族4人で船旅をしました
休暇は、家族旅行に行くことが多いですね。
今までは子供が小さかったので、近場へ1泊くらいの小旅行でしたが、先日の夏休みには、4日間伊豆大島に行きました。
海もたいへん綺麗で潮風も気持ちよく、船旅は子供たちにも好評でした。
佐渡島の面白い案内板
とある1日
8:35
- 出社、朝礼
8:45
- 前日の業務進捗と本日の予定確認
9:00
- 研究テーマの関連文献、特許確認
10:00
- 試作品の分析、評価
- 材料の表面元素分析、光源の分光測定など
11:45
- 協力業者と技術相談
- 試作品の性能評価結果、新しい試作考案など
12:15
- 昼食
13:00
- 研究機関に出張、共同研究の打合せ、実験
- 展示会、技術セミナーの参加
17:30
- メールチェック
18:00
- 退社 or 出張先から直帰