空気循環式紫外線清浄機「エアーリア シリーズ」を合計33台設置
富山空港ビル内の感染予防対策をサポート

2022年3月1日

岩崎電気株式会社は、富山空港ターミナルビル内の搭乗待合室やチェックインロビーなど、多くのお客さまが利用する施設の感染予防対策の一環として、空気循環式紫外線清浄機「エアーリア シリーズ」をご採用いただきましたのでお知らせいたします。

この度、同ビルを管理・運営する富山空港ターミナルビル株式会社さまにご採用いただいた「エアーリア」は、「エアーリア パワー/エアーリア プラス/エアーリア コンパクト」の3種類、合計33台。
待合室やロビーなど、空港を利用されるお客さまが使用するエリアは、開館時間中はエアーリアを継続運転し、感染予防対策を行っています。

「エアーリア パワー」と「エアーリア プラス」は、従来紫外線ランプの1.6倍の強力な高出力紫外線ランプを内蔵し、器具内のファンで空気を循環させながら、室内で浮遊する細菌やウイルスを除菌する空気循環式紫外線清浄機です。
1台で1時間あたり「エアーリア パワー」は約840m³、「エアーリア プラス」は約420m³の空気を処理することができ、搭乗待合室やロビーなどの大規模空間でご使用いただける除菌装置です(エアーリア コンパクトは1台で1時間あたり約66m³を処理)。

同社では、お客さまに空港ターミナルを安心してご利用いただくため、感染症拡大防止に向けたさまざまな取り組みを実施しています。
この度、さらなる感染予防対策として、搭乗待合室、ロビー、コンコース、ボーディングブリッジ、手荷物受取所やターミナル内の売店やレストランにも「エアーリア」を設置することで施設内の空気の除菌に努め、お客さま、そして従業員の皆さまが安心して施設を利用できるよう衛生環境向上に最善を尽くしており、当社は「エアーリア」の設置でサポートいたします。

今後も岩崎電気は、空港施設をはじめ、商業施設や体育館などの運動施設やオフィスのエントランスホールといった大規模施設に「エアーリア パワー」や「エアーリア プラス」の大容量タイプ、会議室や従業員休憩室など小規模な施設に「エアーリア コンパクト」を中心とした小型タイプと、施設の大きさや利用者数など、用途に合わせて幅広いラインアップを展開し、引き続き、衛生環境の強化や、新しい生活様式に向けた人々の安全・安心に貢献してまいります。

国内線 搭乗待合室(エアーリア パワー)国内線 搭乗待合室(エアーリア パワー)

国際線 コンコース(エアーリア プラス)国際線 コンコース(エアーリア プラス)

国内線 手荷物受取所(エアーリア プラス)国内線 手荷物受取所(エアーリア プラス)

ボーディングブリッジ(エアーリア コンパクト)ボーディングブリッジ(エアーリア コンパクト)

空気循環式紫外線清浄機「エアーリア」の特長

強力な除菌力

新開発した高出力紫外線ランプ(QGL15)を搭載。従来ランプ(GL15)の1.6倍の強力な紫外線照射量でウイルスを除菌。

※エアーリア パワー/プラスのみ

安全対策

紫外線が器具の外に出ない構造のため、人などに危険な影響を与えません。紫外線による除菌は薬剤と異なり、新たな耐性菌を作らない特長があります。

簡易なメンテナンス

フィルター除菌方式と異なり、メンテナンスが簡単です。ランプの寿命は約8000時間。24時間連続使用しても約1年間はランプ交換などの手間はありません。

風量調節機能

弱・中・強の3段階の風量切換え機能を搭載。空間容量や、求められる静音性にあわせて、風量の切り替えが可能です。

※エアーリア パワーのみ

エアーリア パワーエアーリア パワー

エアーリア プラスエアーリア プラス

エアーリア コンパクトエアーリア コンパクト

参考資料(紫外線による除菌やウイルス不活性化の仕組み)

細菌やウイルスがもつ遺伝子(DNAやRNA)の光の吸収スペクトルと、紫外線ランプが発するスペクトルが類似しているため、細菌やウイルスに紫外線を照射することで遺伝子が光化学反応して不活化し、増殖機能を失います。細菌やウイルスにはさまざまな種類があり、種類により紫外線による除菌効果の度合いは一律ではありませんが、基本的にどの細菌やウイルスであっても遺伝子(DNAやRNA)を持っているので、紫外線による除菌のメカニズムを考えれば、紫外線はあらゆる細菌やウイルスを不活化させる効果が期待できます。

(参考例)「エアーリア パワー」浮遊ウイルスに対する除去性能評価試験

経過時間ごとの浮遊ウイルスの対数減少値と減少率


一般財団法人 北里環境科学センター
(報告書番号:北生発 2020_0276号)

浮遊ウイルス除去評価方法

空気循環式紫外線清浄機を運転することにより浮遊菌をどの程度除去できるかを、試験チャンバーを用いて評価。
評価方法は、日本電機工業会規格JEM1467「家庭用空気清浄機」の附属書D「浮遊ウイルスに対する除去性能評価試験」を参考。

試験概要

室内容積25m³[床面(2.7m×3.8m)×高さ(2.4m)]のチャンバーに空気循環式紫外線清浄機を設置し、ネブライザーで試験ウイルスを噴霧して攪拌ファンで浮遊させ、経過時間毎にインピンジャーで吸引し浮遊ウイルスを捕集後、捕集液中のウイルス数を測定した。

  • ※「エアーリア/AIRLIA」は岩崎電気株式会社の登録商標です。
  • ※本製品は医療機器ではありません。

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