納入事例
スポーツ施設照明 ウィンタースポーツ
富士急ハイランド コニファーフォレスト山梨県富士吉田市
「レディオック フラッド ゼスト」で屋外スケートリンクを照らし、まぶしさを抑制した高次元の照明環境を実現
Myリストに追加お客さまの声:富士急行(株)事業部 安全・CSグループ グループ長/奥田 壮一様
(株)富士急ハイランド 技術部 部長/小佐野 和様
富士急ハイランド コニファーフォレストは、1986年に開催された“かいじ国体”のスピードスケート会場として整備された、クラブハウス付全周400mのスケートリンクです。国体閉会後は当社のスケート部が練習用として使用し、橋本聖子さんや岡崎朋美さんなどの冬季オリンピックメダリストを輩出してきました。当施設は、富士の裾野という絶好のロケーションに世界一のアトラクションを多く備え、幅広い年齢層の方々から絶大な人気を誇る遊園地「富士急ハイランド」に隣接しており、現在は、小・中・高・大学生や一般の方々がスピードスケート競技の練習をする場として、また、さまざまな公式スケート競技会の会場としてご利用いただくとともに、夏季は人気アーティストが出演するコンサートなどのイベント会場となり、通年運用を行っています。
2019年6月に実施したリンク照明設備改修については、照明のLED化による省エネ推進とアイスリンクとしての運用性向上はもちろん、照明器具配置場所の変更により夏季イベント利用時の収容人数増加を図るという敷地の有効活用や周辺への漏れ光の軽減など、諸条件をクリアすることを目的として照明計画を進めました。そして、これまでリンク内の中央に設置していた照明鉄塔からの投光照明という手法に替えて、外周に設置した照明ポールからの投光照明とし、LED投光器「レディオック フラッド ゼスト」をトータルで83台採用しました。冬季はスピードスケート大会などで長期間使用することから、まぶしさへの対策には特に留意のうえ、“まぶしく見える角度が従来よりも少ない”ことを特長とする同器具を設置し、スケーターの後方からの追跡照明とすることで、明るさを向上させながらまぶしさを抑えた高次元の照明環境を創出することができました。また、中央にあった照明鉄塔を撤去したことによりイベント時の最大収容人数も増加し、より有効に敷地を活用することができるようになり、高さ約25mの既設照明塔を12mの照明ポールに替えて外周からリンクを照らすことで周辺への漏れ光も抑えています。
今回の照明改修により、先に挙げた諸条件をクリアし、電気料金の大幅削減にも貢献しつつ、より安全で快適な視環境をつくることができたと考えています。
主な納入器具
LED投光器 レディオック フラッド ゼスト シンプルモデル 500クラス - 83台
LED投光器 レディオック フラッド ネオ 90クラス - 4台