納入事例
スポーツ施設照明 レース場
中山競馬場千葉県船橋市
冬期も遅い発走時刻のレース開催を可能にした馬場照明増設工事
Myリストに追加施設概要
- 施主
- 日本中央競馬会
- 設計施工管理
- JRAファシリティーズ(株)
- 設計電気工事
- (株)関電工
- 設計照度
- 芝コース:110ℓx
ダートコース:110ℓx
ゴール前後50m:200ℓx
ゴール前後50m~200m:110ℓx
竣工
2023年11月
千葉県船橋市にある中山競馬場は、春の皐月賞や年末の有馬記念など人気の高いGⅠレースをはじめ、日本中央競馬会(JRA)レースが定期的に開催され、数々の名勝負を生んできた中央競馬の競馬場です。芝、ダート、障害と3つのコースがあり、日本の四大競馬主場(中山競馬場、東京競馬場、阪神競馬場、京都競馬場)の一つとされています。JRA10場の中でも最も起伏が激しく、ゴール前最後の直線310mは高低差2.2mの急な上り坂であるなど、最後まで目が離せないレースが展開され、多くの競馬ファンを魅了する競馬場です。
また、レース以外にも馬とのふれあいイベントやお子さま向けの遊具、充実したフードコートなどがあり、家族連れで楽しむことができる施設が揃っていることも魅力の一つです。
日本中央競馬会では、2023年11月に馬場照明増設工事を実施しました。冬期間における最終競走発走時の馬場の照度を確保することを主目的としたもので、照明が増設されたことにより、遅い発走時刻のレースが可能となりました。パトロールタワー、コンクリート柱及びスタンド屋上に新たに設置された照明器具には高効率・グレア抑制形LED投光器「レディオック フラッド ゼスト 1100クラス」をご採用いただき、まぶしさを抑制した高次元の照明環境を実現しています。レース時点灯とダートコース調教時点灯時で照明設計を作成のうえ、芝コース、ダートコース共に馬場の基準値110ℓx以上を満たし、ゴール前においても独自の鉛直面照度の基準を満たすよう設計しました。日没時間が早まる冬期の最終レースも、広角・中角・狭角配光を組合せた均斉度の高い光で馬場を照らし出し、エキサイティングなレース展開を楽しんでいただける十分な照度を確保しています。
主な納入器具
LED投光器 レディオック フラッド ゼスト 1100クラス
広角タイプ - 51台
中角タイプ - 235台
狭角タイプ - 5台
ITACS-self(アイタックス セルフ)手動式調光器 - 62台