納入事例
スポーツ施設照明 レース場
松山中央公園 多目的競技場愛媛県松山市
ナイター競輪が開催される多目的競技場の屋外照明をLED化し、消費電力の大幅削減と見やすく安全・快適な照明環境を両立
Myリストに追加松山市の南部に位置する松山中央公園は、坊ちゃんスタジアム、マドンナスタジアム、アクアパレットまつやま、テニスコート、運動広場、屋内運動場、愛媛県武道館、多目的競技場など充実したスポーツ施設を備え、広く市民に親しまれている公園です。多目的競技場は「であいフィールド」という愛称を持ち、松山近郊のみならず、愛媛県全体の自転車トラックレース競技の中心的な施設として活用されています。自転車競技用走路(瀬戸風バンク)は400mバンクとなっていて、公営競技(松山競輪場)の開催に利用されているほか、プロアマを問わず、自転車トラックレース競技の練習場としても活用されています。また、バンクに隣接するサイクルパークでは、一般の方々への“おもしろ自転車”の無料貸し出しを行ったり、BMX、ランニングバイク、補助輪付自転車などを持ち込んで利用することが出来たりと、多目的にご利用いただける施設となっています。
この度、バンクを中心に屋外の照明施設がリニューアルされました。従来のメタルハライドランプを中心とした照明から高出力LED投光器「レディオック フラッド デュエル」に更新し、全面LED照明化を行うことで消費電力の大幅削減を図ると同時に、点灯消灯の迅速化により施設の安全面にも配慮した照明環境に生まれ変わりました。新しい照明設備はナイター競輪開催対応施設整備指針(経済産業省)に則り設計を行うとともに、既設照明設備からの改修であるため、見え方の印象が著しく変わらないよう十分留意のうえ、照射方向などを決定しました。高ワット投光器には選手・観客へのまぶしさ及び周辺への漏れ光を軽減させるためにルーバを取り付け、周辺環境にも配慮した照明設備となっています。また、競走路(バンク)エリアごとに照明器具の設置位置や照射ポイント・照射範囲などを考慮し、適切な配光特性を有する器具を選定して競走路全域で極力むらのないように照明しています。
ナイター競輪開催時は、公営競技開催に求められる基準値である維持平均水平面照度1200ℓx以上、維持平均鉛直面照度800ℓx以上、決勝線3000ℓx以上を確保し、ナイター競輪開催時以外は点灯パターン制御で照度を落としています。また、サイクルパークの照明は維持平均水平面照度を200ℓx以上としています。省エネに貢献するLEDの光で地域に密着した開かれた競技場を明るく快適に照らし、質の高い照明環境を創出しました。
主な納入器具
1300Wタイプ 狭角タイプ - 125台
1100Wタイプ 中角タイプ - 125台
830Wタイプ 中角タイプ - 49台
830Wタイプ 横長タイプ - 70台
560Wタイプ 中角タイプ - 83台
560Wタイプ 広角タイプ - 14台
LED投光器用ルーバ - 370台 ほか