納入事例
スポーツ施設照明 野球場
明治神宮野球場東京都新宿区
多くの人に愛され続ける野球場のナイター照明をLED化し、高次元の照明環境を創出
Myリストに追加お客さまの声:明治神宮外苑 明治神宮野球場/場長 永渕 義規様
神宮の杜と称される明治神宮外苑にある明治神宮野球場は、1926年に創建された歴史ある球場です。プロ野球・セントラル・リーグ「東京ヤクルトスワローズ」の本拠地として、また東京六大学野球をはじめとする学生野球の聖地として数々の熱戦が繰り広げられるとともに、プロやアマチュアを問わず多くの試合やコンサートなどの各種イベントが行われ、神宮球場という呼び名で広く親しまれています。約300m続くいちょう並木が有名な明治神宮外苑の一画にあり、都心にありながら緑豊かな環境とアクセスのよさも特徴の一つとなっています。
球場を照らすナイター照明設備については1962年に設置し、その後、1985年、1986年の改修では、メタルハライドランプと高圧ナトリウムランプの混光照明を使用していました。今回のLED化は、電気使用量とメンテナンス費用抑制による高い省エネ性の実現、ランニングコストの削減及び選手、観客、テレビ放映に快適な照明環境の確保を目的として実施したものです。ナイター照明設備をLED化するにあたっては、ルーフラインではなく既存の照明塔に設置するという手法で、光の塊を小さくしグレア源を作らずプレーに影響が出ないことを留意しつつ、照明器具の選定については、鉄塔式屋外野球場照明設備の納入実績など、総合的に判断したうえで、岩崎電気のLED投光器を採用しました。既設のHID投光器756台(メタルハライドランプ1000W投光器504台+高圧ナトリウムランプ660W投光器252台)に替えて、高効率・高演色形LED投光器「レディオック フラッド ゼスト」720台に交換し、総消費電力を約44%削減。器具数量を減らしながら既設と同等の照度を確保し、初期照度補正によって設置初期から寿命末期まで最適な設計照度を保ちます。また、プロ野球で必要な空間照度を保ちながら照度均斉度を向上させ、グレア低減にも配慮することで良好な照明環境の創出を図りました。無線による調光システムに対応する調光機能(100%~25%)も組み込んでいるので、明るさを微調整することも可能です。
LED照明に改修後は、選手から「ボールが見えやすい」と好評をいただいています。昨年度までのテレビ放映の映像と比べると演色性の向上によって、はっきりと映り、明るく見えるようになったと実感しており、カメラマンから「写真が撮りやすくなりました」との声もいただいております。
主な納入器具
LED投光器 レディオック フラッド ゼスト 500クラス
広角タイプ - 90台
中角タイプ - 360台
狭角タイプ - 270台
レディオック レクト - 60台
LED投光器 レディオック フラッド ネオ - 54台
無線制御システム Wi-CONNECTY(ワイ コネクティ)
親機 - 1台
子機 - 18台
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