納入事例
スポーツ施設照明 野球場
松山中央公園野球場「坊っちゃんスタジアム」愛媛県松山市
グレア抑制と周辺への漏れ光低減に配慮しつつ、高品質な光環境を実現
Myリストに追加「坊っちゃんスタジアム」の愛称で親しまれている松山中央公園野球場は、2000年に松山城 城山公園より松山中央公園に移転し、四国4県で唯一3万人規模の収容人員を有する野球場として完成しました。プロ野球公式戦開催が可能な両翼99.1m・中堅122mの広さを持ち、ナイター設備も備えた、『野球王国愛媛』にふさわしい球場です。内野を黒土混合土、外野を天然芝とし、プロ野球・高校野球を問わず選手にやさしく、プレーのしやすさを重視した仕様となっています。例年少なくとも1カード2試合のプロ野球公式戦が行われていて、2022年には、過去に2度開催された実績を持つ、日本野球機構(NPB)オールスターゲームの開催が予定されています。
松山市では、省エネ化及びオールスターゲーム開催に向けて施設のリニューアルを実施中で、その一環としてナイター照明設備をLED化する更新工事を行い、2021年3月に完了しました。既設ショートアークメタルハライドランプ 2000W、メタルハライドランプ 1000Wに替えて、高出力LED投光器「レディオック フラッド デュエル 1300W」とグレア抑制に優れた高効率・高演色形LED投光器「レディオック フラッド ゼスト 1100クラス」に更新しました。2種類のLED投光器を用いて最適な配置を行うことで台数削減を図り、省エネを達成しつつ、プロ野球の開催に必要な照度レベルを満たすバッテリー間2500ℓx、内野2000ℓx、外野1500ℓxという平均照度を実現しています。特に外野1500ℓxは西日本の地方球場としては最高レベルとなっています。
スタジアム照明のLED化にあたっては、投光器の振り向けにクロスエイミングの手法を採用し、野手・打者ともにプレーの妨げとなる照明塔上のグレアの塊を感じにくいよう配慮しました。また、3塁(レフト)側スタンドの周辺に民家があるため、1塁側のスタンド屋根上に設置した投光器の大半とライト側照明鉄塔の投光器全てをルーバ付とするなど、外部へ漏れる光の低減にも十分留意しました。照明制御については、プロ野球からレクリエーションまで目的に応じた照度設定を容易に行えるよう、液晶タッチパネルを採用した制御盤にリニューアルし、使いやすさも重視した良好な照明環境を実現しています。
主な納入器具
LED投光器 レディオック フラッド デュエル 1300Wタイプ
狭角タイプ - 44台
中角タイプ - 74台
LED投光器 レディオック フラッド ゼスト 1100クラス
狭角タイプ - 188台
中角タイプ - 22台
180クラス(広角タイプ) - 40台
70クラス(超広角タイプ) - 42台
電撃殺虫器 アイ バーミンショッカー - 10台ほか