納入事例
スポーツ施設照明 野球場
高知球場高知県高知市
高知県内初のナイター照明を完備し、球場を快適に照らし出す
Myリストに追加施設概要
- 施主
- 高知市
- 設計・施工
- 岩崎電気・大東電機JV
- 用途
- 野球場
- 距離
- 両翼 :96m
センター:121m - スタンド
- 6,000人収容(椅子席3,924人)
照明設計
内野
1500ℓx
外野
800ℓx
竣工
2012年1月(供用開始:4月)
お客さまの声:高知市 公共建築課/前田 光誠様
高知市の総合運動公園内にある高知球場(高知市野球場)は、内野部分が土、外野部分が天然芝で、両翼96m×センター120m、収容人員6,000人という規模を持つ野球場です。高知球場で2010年より進められてきた夜間照明設置工事が2012年春に完成し、県内初となるナイター設備が備えられました。照明方式はJIS基準に基づき6基制配置とし、45灯用(保安灯を含む)照明鉄塔の高さは33.5m(最下段30m)となっています。施設の近くに住宅地が控えているため周辺環境への光漏れに十分配慮のうえ、投光器は外付けルーバを取り付けた増反射膜付投光器(アクロスター)が採用されました。昆虫が好む光の波長を大幅にカットしたUVカット形メタルハライドランプ1500Wと、効率・光束維持率に優れ、長寿命の高圧ナトリウムランプ940Wとの混光照明で、演色性及び経済性を向上しています。設計照度は全点灯時において硬式・公式戦が可能な内野1500ℓx、外野800ℓxを確保。瞬時点灯が可能で消費電力が少なく、長寿命のLED200Wタイプを保安灯に使用しています。
また、既設スコアボードがナイター利用時にも見えるように、夜間時のライトアップを省電力・長寿命のLED投光器で行っています。階段、通路照明にもLED投光器とLEDポールライトが設置されました。照明制御については、ITACS(Lシステム)を使用し、総合体育館管理事務室内に主制御盤を、球場本部席に副制御盤を設け、遠隔操作及び野球場内を見ながらの操作を可能とし、利便性を高めています。
高知県民、高知市民の皆さまの待望久しかったナイター施設が、今春、県内で初めて高知球場に備えられました。全6基設置された照明鉄塔は、高知を代表する祭りとして全国的に有名な「よさこい祭り」の鳴子(よさこい鳴子踊りで使われる木製の打楽器)をイメージした形状とし、地域の特徴をシンボリックに表現しています。
ナイター照明設備を完備した野球場として生まれ変わった高知球場では、「四国アイランドリーグplus」「プロ野球・ウエスタンリーグ」「夜さこい野球大会」など、さまざまなナイター試合が開催され、スポーツを楽しむ多くの方々で賑わいを見せています。今後も、高知球場が広く親しまれ、たくさんの方々にご利用いただけることを願っています。
主な納入器具
45灯用照明鉄塔 - 6基
増反射膜付高効率投光器 - 252台
UVカット形メタルハライドランプ1500W - 216本
高圧ナトリウムランプ940W - 36本
LED投光器200Wタイプ(保守灯) - 18台
スコアボード照明
LED投光器200Wタイプ - 2台
LED投光器400Wタイプ - 6台 ほか