納入事例
スポーツ施設照明 野球場
宮城野区野球場宮城県仙台市宮城野区
充実した複合施設に誕生した野球場を快適に照らすナイター照明
Myリストに追加施設概要
- 施主
- 仙台市
- 設計
- 大建設計・ドーコン共同企業体
- 施工・電気工事
- (株)ユアテック
- 用途
- 野球場
- 面積
- 13,500m²
- 距離
- 両翼 :100m
センター:122m - スタンド
- 10,000人収容(内野席:6,000人、外野芝:4,000人)
- 特長
- 内外野共ロングスパイラル人工芝を使用
照明設計
内野
1500ℓx
外野
800ℓx
竣工
2006年8月
仙台市が宮城野区で整備を進めてきた新田東総合運動場が2007年6月にオープンしました。野球場、体育館、温水プール、アーチェリー場があり、市民のためのスポーツ・レクリエーションの拠点という位置付けのもと、広く親しまれています。中でも野球場は仙台市内でも数少ない夜間照明設備を完備した専用球場として整備されました。
- 照明設備
- 照明方式は、JIS規格の6基制配置、照明塔は最下段38mを採用しています。光源はメタルハライドランプ1500W(UVカット形)×216台と高圧ナトリウムランプ940W×108台の7:3の混光照明(色温度3300K、平均演色評価数 Ra56)としました。設計照度は全点灯時において硬式・公式戦が可能な内野1500ℓx、外野・残部800ℓxを確保しています。その他、硬式・一般パターン、軟式・一般パターンの全3パターンを設定しています。保安灯としては、従来から一般的には点灯時間が早く再点灯が瞬時に可能な両口ハロゲンランプが使用されているが寿命が短く効率が比較的低いことから、HIDランプの弱点である瞬時再点灯を可能にした両口高圧ナトリウムランプを採用しています。
隣接するバイパス並び住宅への光害に配慮し、照明鉄塔の高さの低減を行わず、全ての照明器具にルーバを設置しています。誘虫性の低い高圧ナトリウムランプとUVカット形のメタルハライドランプを使用し自然生態系への配慮を行っています。照明器具は増反射膜仕様の投光器を採用することにより一般形投光器と比べ約15%の効率アップが図れ照明器具の台数削減、照明鉄塔の軽量化により大幅なイニシャルコストの削減と共にランニングコストの削減が図れています。大きな特徴としては、必要な電気容量は合計491kV・A/472kWですが、受変電設備を全容量の1/2として配備に全点灯を行う場合は発電機又は電源車から供給を受けるようになっており、大幅なイニシャル・ランニングコストの削減を実現しています。
主な納入器具
効率改善形投光器 アクロスター
(UVカット形アイ マルチメタルランプ1500W) - 216台
(FECサンルクスエース940W) - 108台
瞬時再点灯形投光器(アイ サンルクス[両口金形]400W) - 18台