納入事例
建築外構・景観演出 ライトアップ
高野山 奥之院 御廟参拝所・燈籠堂和歌山県伊都郡高野町
悠久の聖域を照らすあかり
Myリストに追加施設概要
- 施主
- 高野山金剛峯寺
- 施工
- (株)尾上組
- 電気工事
- 紅屯社電気(有)
- 照明設計
- Atelier Shinozaki 篠崎 里美様
(株)エル・エム・プランニング 安部 昌臣様
竣工
2009年3月
高野山は、平安時代のはじめに弘法大師(空海)によって開かれた日本仏教の一大聖地であり、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されました。高野山の中でも奥之院は特に神聖な場所であり、弘法大師が御入定された御廟には昼夜参拝者が途絶えることがありません。
2015年に「高野山開創1200年記念大法会」が厳修され、その記念事業の一環として燈籠堂改修工事が実施されました。照明計画は、密教文化の趣を軸として厳かで安らぎのある光環境を創り出すと共に参拝者の安全確保を心がけました。特に内陣では須弥壇周辺を照らすことで荘厳な空間の奥行きを際だたせ、壁画あてには紫外線カットのフィルターを装着、スポットライトには遮光フードを付けるなどの注意を払いました。
また大法会の際のみ点灯する照明などの回路分けや、調光装置による照度の調整、厳寒地でもある高野山の地域性にも留意して北廻廊には足元を照らすLED特注ブラケットを使用するなど、それぞれの場に応じた適切なあかりを配しています。
主な納入器具
アイ ハロゲンライト
(アイ クールハロゲン130W) - 8台
(アイ ハロゲンランプ50W) - 10台
LEDフットライト(特注照明器具) - 12台
店舗照明器具 L-CUBE スポットライト(アイ ダイクロクールハロゲン60W) - 39台 ほか