納入事例
道路照明 道路
仙台駅西口 ガス灯宮城県仙台市青葉区
杜の都・仙台の夜をノスタルジックに照らすガス灯のあかりをLEDで再現
Myリストに追加東北の玄関口である仙台駅の西口に設置されているガス灯は、1987年の市営地下鉄南北線開業に合わせて整備され、駅前周辺の夜を暖かみのある光で照らし続けてきました。設置数も117基と国内最多で、ガス灯が灯る仙台駅西口の街並みは、旧建設省が1990年度に主催した「街灯のある街角30選」にも選ばれるなど、賑わいのある街づくりに貢献しています。ガス灯の中には、伊達政宗公騎馬像のミニチュアを載せたポールもあり、「杜の都・仙台」にふさわしい植栽を含めた潤いのある景観が市民に広く親しまれています。
仙台市では、設置後30年が経過し、117基・238灯あるガス灯のうち、100基・200灯以上に経年劣化による不点灯・腐食などの不具合が確認されたことを受け、2017年に改修計画を策定し、2018年度より5年間でLEDへの更新や一部撤去を進めることとしました。既設の内2灯用・8基はガス灯のまま更新します。
2年目の工事となった今回の改修工事では、東北の拠点都市・仙台の魅力ある都市景観を維持していくため、灯具の外観意匠は変えずにLED化することを最重点課題とし、完全特注仕様の灯具を設計しました。LEDランプはレモン色と呼ばれるガス灯独特のやわらかで暖かみのある光に近いものとするために、異なるランプを使用した3基を試験点灯し、見え方についてのアンケートを市民の皆さまにお願いしたうえで選定いただきました。また、ポールも劣化状況を確認し、強度及び健全性を検証したうえで再塗装・再利用したため、LEDの光に更新した後も、これまで通りノスタルジックな雰囲気を残した、ゆとりと潤いのある街並み景観を演出しています。
主な納入器具
ガス灯風LED特注器具 - 39基