納入事例
道路照明 道路
都市計画道路 釜屋谷塚田線石川県輪島市
輪島の漆文化を伝える街路空間にふさわしいあかりのかたち
Myリストに追加お客さまの声:石川県奥能登土木総合事務所 道路建設課様
都市計画道路 釜屋谷塚田線は、輪島市の中心市街地を通る重要な幹線道路であるとともに、沿道には輪島まんなか商店街のほか、輪島塗会館や漆の里交流館など大型の漆器関連施設が立地し、輪島市の観光拠点として重要な役割を担っています。一方で、当事業区間については、車道部に路肩がなく大型車の通行に支障をきたしている状況、電柱により快適な歩行が阻害されている状況であったことから、道路の拡幅及び無電柱化により、快適な歩行空間の確保、主要観光地からの回遊性の向上、及び美しい街並み景観の創出を図ることとし、平成24年度より事業着手しました。
当該区間を「輪島塗を発信する拠点的な空間=漆ロード」と位置づけ、歩道の舗装材には輪島塗の黒・朱を配色。さらに日本遺産に登録されたキリコ形灯具と、漆器などを展示する空間を備えたフットライトが、地域の文化・伝統を感じさせる歩行空間を演出しています。また、道路整備に合わせて、沿道の建物の建て替えには景観のルールを策定し、蔵づくり、浜屋づくりの伝統的なデザインを組合せ、漆をイメージさせる調和のとれた賑わいのある沿道景観を形成しています。
お客さまの声:(株)計画情報研究所/米田 亮様 中谷内 優様
輪島市の都市計画道路 釜屋谷塚田線街路整備事業については、この通りに漆器店や漆関連施設が立地していることから、「輪島・まんなか漆ロード」という位置付けのもとで整備が進められました。事業に着手した平成24年度には、輪島・まんなか漆ロード再生事業まちづくり協議会が設立され、道路整備に併せて「景観まちづくり協定」を策定するなど、地元の皆さまと一体となって景観の保全と創出に取り組み、伝統と文化が感じられる街並みが完成しました。道路の拡幅、無電柱化により、すっきりとした街路を照らすあかりについては、既設の照明器具を補修したキリコ形の灯具と、石柱タイプのフットライトを設置し、街並みに調和する潤いのある夜間景観を創出しています。フットライトについては、光色や御影石の色味などを現地にて比較実験を行ったうえで電球色の「レディオック LEDライトバルブG 22W」を採用し、白い御影石の石柱タイプとしました。照明器具サイドからのやわらかな光が歩行者の足元を安全に照らすとともに、上部に漏れる光でフットライトの中に展示されている漆器などを照らし、輪島の漆文化を伝える役割を果たしています。
主な納入器具
レディオック LEDライトバルブG 22W - 19台