納入事例
公園・街路照明 街路灯
行幸通り東京都千代田区
日本を代表する通りの「格」にふさわしい照明のかたち
Myリストに追加施設概要
- 施主
- 東京都第一建設事務所
- 施工
- 向陽・唐沢建設共同企業体
- 全体デザイン・監修
- 東京都丸の内口周辺トータルデザイン・フォローアップ会議
- 照明・ストリートファニチュアデザイン及び監修
- ナグモデザイン事務所
- 実施設計
- (株)トーニチコンサルタント
竣工
2010年3月
行幸通りは2010年3月に竣工した全長約200m、幅員約73mの道路で、これまで中央車線は皇室公式行事の際に馬車が通行する時のみに使用される専用道となっていましたが、整備工事により、車道の内側に歩行者道路が敷かれ、一般開放されました。歩行者道路は、天皇の行幸や信任状捧呈式に向かう外国大使の送迎馬車が通行する時など、皇室公式行事の際には専用道として使用されます。
行幸通りを照らす照明器具のデザインについては、車道照明、歩道照明の機能に加えて、東京駅と皇居という日本の歴史を象徴する由緒ある場所を結ぶ通り、日本を代表する通りにふさわしい「格」を、いかに照明で表現するかということに留意しました。東京のシンボルである東京駅と皇居、そのどちらを背景にしても調和するデザインの車道照明灯と歩道照明灯を設置し、通りのスケールに合うあかりの骨格を形成しています。
車道照明灯は全高14mとかなりの高さを持ち、通りの幅員に合わせたサイズとし、灯具までの支柱(約8m)は一本物の鋳物で作られています。車道灯の光源はセラルクス150W/2800K×4灯で、十分な車道照度を確保しつつ、まぶしさのないやわらかな光で演出しています。また、光が下方向にも拡散するよう、支柱と灯具のジョイント部に切り込みを入れるなど、細かいディテールに配慮しました。歩道照明については、ヒューマンスケールに合わせた灯具の大きさ、人間の目線を重視し、車道照明同様に温もりのある光で中央の歩行空間を照らしています。
主な納入器具
デザイン車道照明器具(セラルクス150W/2800K×4灯) - 16台
デザイン歩道照明器具(ハイラックス100W/2500K) - 18台