納入事例

建築外構・景観演出 ライトアップ

(独)造幣局大阪府大阪市北区

数多くの桜が咲き誇る造幣局の敷地内を演色性の高いLED照明で照らし、魅力的な夜間景観を演出

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  • LED
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  • 明治時代に建てられたレンガ造りの西洋風建物を改装した造幣博物館前夜景。景観に溶け込むシンプルなフォルムのLEDアプローチライト「レディオック アプローチ クオリス」が建物周辺を優しく照らしている。

  • 遅咲きの八重桜を中心にさまざまな品種が咲き誇る敷地内の桜を、色彩の再現性に優れた高彩度・高演色LED投光器「美vid レディオック フラッド ネオ 90クラス 白色」で照らし、夜間景観の魅力を印象的に引き立てている。

  • 既設ポールライトを流用し光源のみをLEDランプ「レディオック LEDライトバルブ」に交換してLED化し、これまでの雰囲気を踏襲しつつ省エネを実現している。

  • 明治時代の歴史を今に伝える建物(造幣博物館)壁面を照らす光はコンパクトでハイパワーのLED投光器「レディオック フラッド ネオ 40クラス」。

施設概要

施主
(独)造幣局
電気工事
藤井電機(株)

竣工

2018年3月

毎年桜の開花時期に合わせて、大阪市北区に位置する独立行政法人造幣局の敷地内の一部を1週間限定で一般公開して行われる「桜の通り抜け」は、明治時代から続く春の風物詩として人気が高く、大阪を代表する桜の名所です。「通り抜け」という名称は、大川沿いの全長560mの構内通路に134品種、349本(2018年時点)の桜が咲き誇り、その道路に沿って花見客が南門から北門へ一方通行で通り抜けることから名づけられたもので、開催期間中には多くの人々で賑わいをみせています。

造幣局の桜は日本さくら名所100選にも選定されていて、数多くの桜の品種を楽しむことが出来る「桜の通り抜け」に親しみを持ってもらえるよう、数ある桜の品種のうちから1品種を選び、〈今年の花〉として毎年紹介しています。また、日没後はぼんぼりや投光器などでライトアップされ、夜桜を楽しむことが出来るのも人気の理由の一つとなっています。

造幣局では、「水銀に関する水俣条約」による2021年以降の水銀ランプ製造禁止に伴い、省エネルギー化の観点から既設照明をLED化する更新工事を実施しました。LED照明化にあたっては、高彩度・高演色LED投光器「美vid レディオック フラッド ネオ 90クラス」やランプと安定器を交換するだけで既存の器具がそのまま使用可能な高効率LEDランプ「レディオック LEDライトバルブ」などの試験設置を行ったうえで、それぞれの場所に適したLED照明器具をご採用いただきました。既設照明と同等以上の明るさを確保しつつ大幅な省エネに貢献し、また鮮やかに咲き誇る桜の色味を自然に再現するLEDのあかりで、魅力的な夜間景観をより効果的に演出しています。