納入事例

公園・街路照明 構内

九州新幹線 大村車両基地長崎県大村市

西九州地区の振興と発展に寄与する新しい新幹線の車両基地をLEDのあかりで照らし、省エネを推進しつつ良好な照明環境を創出

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  • LED
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  • 地面レベルにレールが敷設され、ジャッキで車体を持ち上げて台車を外し、ターンテーブルで横の線路に移動させて検査や車輪転削をすることが可能な台振庫。高天井に設置された「レディオック ハイベイ ガンマ」で空間を明るく照らし、快適な作業環境を創出している。

  • 「レディオック ハイベイ ガンマ 145W」点灯状況。(台振庫)

  • メタルハライドランプ400W相当の明るさで省エネに貢献する「レディオック ハイベイ ガンマ 120W」点灯状況。(台振庫)

  • 全検整備線1線と仕交検線2線を備えている仕交検庫。レールは高い位置に敷設されていて、線路の間と下部空間から車両底部や台車が目視確認できるようになっている。天井から側面下部まで、くまなく点検・整備できるよう、高天井に「レディオック ハイベイ ガンマ」を設置し、均一な明るさを確保している。

  • 車両基地内をLED照明で照らし、夜間の安全性を高めている。

  • 車両基地内の道路、線路を照らす「レディオック フラッド ネオ」点灯状況。

  • 高効率・高出力・長寿命のLED投光器「レディオック フラッド スポラート」点灯状況。

  • 車両基地内道路夜景。昼白色の「レディオック ロード エス」で空間を効率よく照らしている。

  • グレアを軽減しながら空間の明るさを確保するLED道路灯「レディオック ロード エス」点灯状況。

施設概要

施主
(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構
電気工事
東邦電気工業(株)

竣工

2022年3月

大村車両基地は、2022年9月に開業した西九州新幹線の車両基地です。西九州新幹線は、九州新幹線の西九州ルートとして整備された路線で、武雄温泉・長崎間約66kmを最速23分で結び、武雄温泉駅で在来線特急と新幹線の対面乗り換え方式により博多・長崎間の所要時間は約30分短縮し、最速1時間20分となりました。新しい新幹線の開業により、西九州エリアにおける経済、観光活性化とともに、沿線開発や人口増加の促進に寄与するものと期待されています。西九州新幹線の車両N700S「かもめ」は、白を基調とした車体にJR九州のコーポレートカラーである赤を配色したオリジナルデザインで、停車駅は武雄温泉駅、嬉野温泉駅、新大村駅、諫早駅、長崎駅の5駅となっています。

大村車両基地は、新大村駅の北側の長崎県大村市に新設され、車両基地の西側には在来線の新駅・大村車両基地駅も開業しました。総面積約10.9万m²という広さを持つ車両基地は、基地延長約1km、最大幅員約170mで、構内には2本の留置線に加えて、仕業・交番・全般検査庫(仕交検庫)や台車振替・臨時修繕・車輪転削庫(台振庫)、塗装場、総合事務所、通信機器室などがあり、隣接して保守基地も設けられています。

新幹線の仕業・交番検査、臨時検査・修繕、台車振替、車体検査修繕を行う大村車両基地の構内を照らす照明については、CO₂排出量削減及び省エネ推進の観点からLEDを選定いただきました。新幹線の車両をジャッキアップする機械があり、台車の脱着・振替や車輪転削などを行う台振庫、各路線が高い位置に据え付けられていて線路と下部の空間から車両底部や台車が目視確認できるようになっている仕交検庫には、空間全体を均一に明るく照らすことができるよう角型タイプのLED高天井用照明器具「レディオック ハイベイ ガンマ」を設置。また、構内の道路や線路を照らす光にはLED投光器「レディオック フラッド スポラート」、「レディオック フラッド ネオ」及びLED道路灯「レディオック ロード エス」など、各々の場所に応じて適切な器具をご採用いただくことで十分な照度を確保し、夜間も安全で良好な照明環境を創出しています。