水の紫外線殺菌
UV酸化水処理システム
超純水製造はコストも高く、大量に使用される場合が多いため、使用後に回収し、不純物を取り除いた上で再処理するシステムが一般的になっています。UV酸化処理システムは、超純水製造システムにおける不純物中の処理の困難な低分子の有機物や各種産業排水中の有機物を低圧水銀ランプによって効率よく酸化分解、高速処理を実現しました。
UV酸化分解方法は、有機物濃度により次のタイプがあります。
- 高濃度タイプ(酸化剤併用)=TOC濃度:数10〜数100ppm
※高濃度タイプは排水から純水まで対応処理します。 - 低濃度254タイプ=TOC濃度:0.1〜10ppm
- 低濃度185タイプ=TOC濃度:0.5〜100ppb
特長
処理能力が3倍、消費電力は3分の1です。
低圧水銀ランプの分光エネルギー分布は、酸化剤として用いられる過酸化水素やオゾンの分光吸収特性によく合っており、酸化分解が効率よく行えます。このため従来の高圧水銀ランプに比べ、同一ランプ電力なら、処理水中の有機物濃度(TOC値)を3倍のスピードで低減。しかも同一処理なら、消費電力は1/3になります。
設置スペースは半分、増設も容易です。
小型で軽量、ユニット式のシリンダー状ステンレス反応槽を採用。タンク式水槽を用いる高圧水銀ランプに比べ、設置面積は1/2以下です。また処理能力をアップさせたい場合も、多段に積み重ねるだけで対応することが出来ます。
メンテナンスが容易です。
ランプ電力が従来に比べ1/3と小さく、水温上昇がきわめて少ないため、ランプ自体の冷却装置は不要。メンテナンスが容易です。また、ランプ交換も、ランプが小型で水平点灯のため簡単に行えます。
ランニングコストが効率的です。
年間での電力費をはじめ、大幅な低減効果が図れます。
用途例
- 半導体、電子部品等に必要な超純水の製造および排水回収再利用システムにおける有機物除去
- 薬品、バイオ、精密機器専用超純水の有機物除去
原子力用冷却および沸騰用超純水の有機物除去 - 有機塩素系含有排水の分解除去
- その他、各種工場排水中の有機物質除去
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水質に影響を与えないクリーンな流水殺菌装置です。低電力でスピーディーな紫外線殺菌が可能です。
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