ライティング講座(照明講座)

照明の基礎知識

光色と演色性 - 演色区分

関連資料

  • CIE15.3:Colorimetry(1986)

物体色の再現性は演色性(光源の種類によって物体の色の見え方が変わって見える)で評価されます。演色性はRa(平均演色評価数)で数値的に表わされ、自然光で見た色を基準に最高100から色ズレが大きいほど数値は小さくなります。演色評価数と使用場所は表2.4に示します。

表2.4 使用場所と演色グループ
演色性グループ 平均演色評価数の範囲 使用場所
好ましい 許容できる
1A Ra≧90 色比較、検査、臨床検査、美術館 -
1B 90>Ra≧80 住宅、ホテル、レストラン、店舗、オフィス、学校、病院 -
2 80>Ra≧60 一般的作業の工場 オフィス、学校
3 60>Ra≧40 粗い作業の工場、トンネル、道路 一般的作業の工場
4 40>Ra≧20 トンネル、道路 演色性がそれ程重要でない作業の工場

(参考文献 CIE15.3:Colorimetry(1986))

(2024年4月17日入稿)

このページに掲載されている情報は、原稿執筆時現在の情報です。ご覧になった時点では、最新の情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。