ライティング講座(照明講座)
照明関連の計算法
逐点法による照度計算 - 点光源による直射照度
O点にある光源からP点へ光度l(cd)が照射されている場合(図1.1)、P点の各方向の照度は表1.1に示す式で求めることができます。
点光源とみなして計算できる離隔距離の限界
- 線光源
- 管長の5倍以上
- 円環光源
- 直径の10倍以上
表1.1 点光源による直射照度計算式
距離の逆二乗の法則
照明灯具の直下照度を簡単に算出する方法に距離の逆二乗の法則というものがあります。図1.2のように点光源Lがある場合、光源Lから直角に光を受けるP点の照度は直下光度に比例、光源と平面までの距離の2乗に反比例し、式-1が成り立ちます。
\( E= \dfrac{I}{H^2} \) (式-1)
- \( E \)
- 照度(ℓx)
- \( I \)
- 直下光度(cd)
- \( H \)
- 光源と計算点までの距離(m)
図1.2の場合だと、直下光度が100(cd)なので光源から1.0m離れたP1の照度は100(ℓx)、2.0m離れたP2は25(ℓx)となります。
(2020年11月20日入稿)
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