アイちゃんのあかりを訪ねて
風の岬を訪ねて - 青森県外ヶ浜町編 -
龍飛岬
津軽半島の突端に位置する龍飛岬は、最果て旅情漂う岬として古くから歌謡曲にも歌われて、また、青函トンネルの青森県側の入口であることでも有名です。龍が飛ぶがごとく強い風が吹きつけるというのが名の由来だそうで、別名「風の岬」といわれるほど年間を通して風が強いところ。年間平均風速は何と、毎秒10.1mもあるそうでびっくりです。アイはまだ残暑が残る時期にこの地を訪ねました。お天気の良い日には岬にある展望台から津軽海峡と、遠く北海道の山影を間近に見ることができるんだよ。
津軽海峡冬景色 歌碑
あいにくアイが訪ねたときは小雨混じりで海からは強い風が吹きつけており、残念ながら北海道は影も形も見ることがかなわず、その代わりに聞き覚えのある懐かしのメロディが出迎えてくれました。そう、石川さゆりさんのご当地ソング「津軽海峡冬景色」!津軽海峡を見下ろす高台に立つ歌碑にある赤いボタンを押すと、歌詞の1番を飛ばして、いきなり2番の「ごらんあれが竜飛岬・・・」から歌が流れ出します。日本のあちらこちらで歌謡碑はよく見かけるけど実際に歌が流れる歌謡碑は今回が始めて!ちょっと得した気分!日本海から太平洋に吹きぬける風を体感しながら、しばし歌詞に合わせてハミングしてしまいました。(笑)
龍飛埼灯台(たっぴさきとうだい)
風の岬灯台
龍飛埼灯台
3等大型フレネルレンズ
龍飛埼灯台は、昭和7年(1932)7月1日に点灯して以来、津軽海峡を航行する船舶の安全を見守ってきたの。対岸の約20km離れている北海道の白神岬灯台と共に海上交通の要衝である津軽海峡の守り神!平成18年(2006)4月から無人化されたけど、それまでは灯台守の方が居た数少ない職員滞在灯台のひとつだったそうだよ。11月1日の灯台記念日の前後や年に何回か天気の良い日に灯台の一般公開日があって中を見学することができるそうだよ。
展望台より灯台を望む
灯台の高さは、海面から灯火までは119m、地上から灯台頭部までは13.72mで、第3等大型フレネルレンズを使い、光源はメタルハライドランプ。実効光度は47万カンデラで光達距離は23.5海里(約44km)、20秒に2回閃光というリズムで白色の光を出しているの。また機会があれば、今度は晴れている日に対岸の白神崎灯台を訪ね、龍飛埼灯台から出る白い光を見てみたいなぁ〜。