アイちゃんのあかりを訪ねて

天領のあかり − 倉敷宵景色 - 倉敷市編 -

倉敷美観地区ライトアップ


倉敷美観地区 昼景


倉敷アイビースクエア 昼景

岡山県倉敷市の美観地区は、江戸幕府の直轄地「天領」として栄え、先進的な文化を受け入れてきた倉敷の往時の街並みが保存された街。米や綿花の集散地として大小の船がひっきりなしに往来して賑わったという倉敷川を中心に、柳並木と白壁や格子窓の商家や、なまこ壁の蔵づくりが並ぶ美しい街並みは、江戸のたたずまいを今に伝えているよ。人々の心を優しく包むように素敵な夜の時間が流れていく・・・。

倉敷はそんな街でありたいと願い、そうして始まったのが「天領のあかり」だそうです。ほのかな明かりに照らされた倉敷川沿いの町屋や土蔵は、日中とはまた違った表情を見せ、400年の時に磨かれた上質なぬくもりが漂っているよ。


美観地区 1


美観地区 2


美観地区 3


美観地区 4


美観地区 5


美観地区 6


美観地区 7


美観地区 8


美観地区 9

美観地区のライトアップでは、美観地区が夜に真っ暗になることと、建物の屋根が黒であることを利用し、白壁のみをライトアップし、闇の中に白壁だけを浮き上がらせています。
また、白壁にある窓も利用して、各民家の窓先に行灯を置いてもらうことで、白壁だけではなく、窓そのものも白く発光させているんだよ。

内側から照らすあかりとの相乗効果により、どこか懐かしい癒しの雰囲気で美観地区一帯を包み込んでいます。訪れた人、誰もがゆっくりと歩みながら、ときには立ち止まって、ぬくもりに包まれた街並みを眺めています。アイが訪れたのは夏真っ盛りの時だったけど、季節によって違う表情を見せる白壁の美しい街並みをまた見に行きたいなぁ〜。

美観地区の路地を抜けてすぐにある倉敷アイビースクエアでは、江戸幕府の代官所跡に創設された倉敷紡績所(現在のクラボウ)の再開発によって作られたレトロでモダンな赤煉瓦の建物や、それらに囲まれた独自の空間とアイビー(つた)をはじめ美しい植栽などの特徴をいかした照明を行なっているよ。誰もいない空間に一人佇んでいると、照明に浮かぶ赤煉瓦や蔦が静かに語りかけてくるような幻想的な感覚をアイは覚えました。


アイビースクエア 1


アイビースクエア 2


アイビースクエア 3

倉敷美観地区 夜間景観照明

場所
倉敷川周辺(倉敷美観地区) 倉敷アイビースクエア一帯
時間
日没 ~ 午後9時(4月 ~ 9月は午後10時まで)
お問い合わせ
倉敷市経済局観光部観光振興課
電話
086-426-3421