アイちゃんのあかりを訪ねて
あかりのロマンを求めて - 福岡県編 -
あかりの館 & 九州エネルギー館
九州エネルギー館
あかりの館
あかりの館と九州エネルギー館は、福岡の中心街「博多」から車で約15分、閑静な住宅街にあるんだよ。入口の前庭にある風力発電機を正面に、右手の茶色のタイル張りの建物の2Fが「あかりの館」、左手の白亜の建物が「九州エネルギー館」なんだ。休館日は毎週月曜日で、入館無料、あかりのロマンに浸れるよ。
燈火の歴史が一目瞭然!
発火道具
焚き火のあかり
「あかりの館」は、あかりの歴史をテーマに、発火道具・焚き火のあかり・油のあかり・ろうそくのあかり・石油のあかり・電気のあかりというように、人類の歴史とともに歩んできた燈火の歴史を一目瞭然に理解できるようにそれぞれの用途毎にショーケースに陳列されていて、歴史が苦手のアイも勉強になりました。何百点もある陳列品の殆どが民間からの寄贈によるものだそうで、中にはいくらお金を出しても買うことの出来ない貴重な品が目白押し、「なんでも鑑定団」に出したら、びっくりするような値段がつくかも。でも、福岡西方沖地震で破損した陳列品が何点もあったと聞いてアイも悲しくなってしまいました。
電気のあかり
人類が使用した灯具が時代とともに進歩して、あかりが暮らしにどのように関わってきたのか、改めてあかりの重要さをアイは十二分に認識しました。いずれ劣らぬ陳列品ばかりだったけどアイの一押しは、やっぱりアイのルーツ=電気のあかりかなぁ。
石油のあかり
油のあかり
ろうそくのあかり
アイの知って得する豆知識
ランプ内の汚れを砂で落とす!?
砂入り電球
アーク燈
電気のあかりの中で、特に目を引くのは、他のスワン電球やエジソン電球と比較して、王様のように鎮座していた砂入り電球!なんと100V 20000Wの容量で、昭和20年代、映画の撮影に使用されていたんだって。フィラメントが高温のため、タングステンが付着してランプガラスの内面が曇ることがあるから、時々ランプを逆さにして、中の砂で、汚れを落としたという優れものなんだよぉ。アーク燈は、明治11年3月25日に点燈された日本での電燈の最初にあたるんだよぉ。
何年か先の近い将来、アイも、ここ「あかりの館」の、電気の明かりのショーケースの中に並んでいるかも!そのときは「アイちゃん」って声をかけてね(笑)
1日楽しく学べて、賢く学ぶ
水車型発電機
水力発電ショー
「九州エネルギー館」は、アイの命の源=エネルギー(電気)の歴史からさまざまな発電のしくみ、科学の不思議との出会いなど、見て、ふれて、遊びながら学ぶ施設なんだ。さまざまな実験装置、3Dシアター、原子力シアターなどゲーム感覚で発電方法やエネルギーについて学べるから、小中学校の社会科見学や、親子連れで賑わうんだよ。縮尺十分の一のミニチェア版揚水発電所も設けられていて、実際にダムに貯めた水で、水車を回し、500Wの電気を発電するといった、水力発電の仕組みをリアルタイムで学べるショーも行われていて楽しいよ。
エジソンロボット
1日いても飽きないと思うから、子供を連れていったら大喜び→理科の成績もばっちり→お父さん、お母さんの株もアップになることアイが保証するよぉ。アイの一押しは、「愛・地球博」に出展されて、評判を呼んだ「触れる地球」=地球儀型ディスプレイ。手で触ってグルグルまわす実際の感触とともに、地球的、宇宙的なスケールを等身大で実感できるんだぁ。地球規模の気象や環境(二酸化炭素の排出量など)のダイナミックな変動がさまざまに表示。全球的な変化以外にも、リアルタイムの人工衛星やスペースシャトルの軌道、衛星追尾によって観測された渡り鳥のルートやクジラの回遊ルートなど、まさにグローバルな動きを手にとるように観察することができるスグレ物だよ。
施設概要
- 所在地
- 福岡市中央区薬院4丁目13-55
- 休館日
- 毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合はその翌日)、年末年始
- 入館料
- 無料
取材協力:九州電力株式会社広報部広報推進グループ・九州エネルギー館