ITACS-LC(アイタックス エルシー)

施設の照明をトータル制御
スポーツ施設から事務所まで、用途・目的に合った各種機能の設定が可能です。
従来の大型制御盤タイプに加え、デスク上で使用できる「PCタイプ」、現場でリモコンのように制御できる「タブレットタイプ」をラインアップ。
さらに、無線拡張ユニット「ITACS CONNECTY」と組合せることで、更なる制御エリア拡大も可能になりました。
- スポーツ施設照明
- オフィス照明
導入施設のご紹介
屋外無線照明システム(日本体育大学)
鳴子ダム すだれ放流ライトアップ
特長
グラフィックタッチパネル
全ての操作・設定をグラフィックタッチパネルで、実際の照明器具の位置などを確認しながら簡単に行えます。
パターン制御
照明回路の点灯/消灯/調光のパターンをワンタッチで、場面に応じた制御ができます(360パターン)。
グループ制御
複数の照明回路をグループにまとめて、点灯/消灯の制御ができます(1280グループ)。
調光制御

全点灯・間引き点灯パターンに対する調光制御ができます。
スケジュール制御※

日、週間、月間、年間のスケジュールに従い、照明の点灯/消灯/調光の制御ができます(個別制御も可能です)。
※施設の開閉館時間や消灯予約なども簡単に設定できます。
スイッチパネル
照明制御盤スイッチで、通常パターン操作を行えます。よく使う操作はスイッチパネルに登録すれば、ワンタッチ操作になり簡単です。
順次点灯/消灯機能

電源設備などを保護するために一括点灯/消灯を防ぎ、個別回路ごとに順次点灯/消灯ができます。
初期照度補正

調光形の照明器具であれば、制御器側で調光制御を行い、光束維持時間末期まで一定の明るさを維持できます。設置初期の過剰な明るさを抑えることになるので省エネルギー化にもつながります。
ローテーション点灯

使用時間に応じて、自動的に点灯パターンを選択して制御します(32パターン)。
マルチコントローラ接続機能
DALIやDMXなどの複数のシステムを同時に接続し、一元管理することができます。
接続システム一覧
- 多重伝送システム
- DALIシステム
- DMXシステム
- 無線システム
PCからの操作も可能
ITACS-LCシステム制御盤タイプと同等の機能をPCタイプでも対応可能です。
貸出+予約機能
エリアごとに点灯操作したパターンと時間に基づき、自動消灯制御できます(32エリア、4パターン/エリア)。
汎用システムと連携し、管理のしやすさや演出の魅力がアップ
ITACS-LCは制御ソフトの自社開発により、複数システムとの連携機能が大幅に強化されました。
ITACS-LCシステムにITACS CONNECTY(無線拡張ユニット)を組合せることで、外構照明など、より広範な照明制御を一元管理できます。
BACnet※監視システム

さまざまなビル設備管理システムを統合する中央管理システムへの接続が可能です。
管理棟設備の統合管理対応
- 空調設備
- 保安設備
- セキュリティ
- ※BACnetは、米国暖房冷凍空調学会の米国及びその他の国における商標又は登録商標です。
DALIコントローラ(有線式)

国際標準規格DALI対応の照明制御システムと連携。
DMXコントローラ(有線式)

舞台照明や演出照明の制御信号を統一する規格DMXに対応し、演出照明用の照明器具やコントローラと連携できます。
通常時はDMXコントローラから調光、イベント時は業者持込みの調光卓を使用することも可能です。
構成イメージ① スポーツ施設と周辺外構の一体制御

親機及び子機により無線ネットワークを構成するITACS-LCシステム専用の拡張ユニットです。子機は用途に応じて4タイプをラインアップ。 (照明制御用出力×1+信号入力×1、照明制御用出力×2、DALI出力×1、ソケット形DALI出力)
双方向通信のため、子機からの情報を上位のITACS-LCへ送り、任意の制御や状態監視を実行することが可能です。
構成イメージ② 親機~子機、子機同士を無線制御
ITACS CONNECTYはグラウンド制御にも最適です。照明柱ごとに子機を取付けることで、操作盤から各照明柱まで制御線を敷設することなく無線で照明を制御することが可能になります。
有線制御の場合

無線制御の場合

構成イメージ③ DALI出力子機を使ったグラウンド制御

DALI出力子機導入の場合
DALI制御対応のLED照明を導入することで、既存設備をいかしたまま細かな調光制御を行えます。
多数の照明が1か所に設置されているグラウンドの照明柱で従来形PWM子機を使用して照明を個別に調光する場合、台数分の子機を設置する必要がありました。DALI出力子機を使用することで子機を1台にまとめることができ、取付工事の省力化を図ることができます。

無線拡張ユニット「ITACS CONNECTY」
無線制御システムでLED照明を調光コントロール
PC、スマートフォン、タブレットからの操作、センサ検知で照明を調光制御します。
必要な時に必要な明るさを提供することで、夜間の安全と節電が両立できます。
親機と子機の間を無線化
無線システム親機と無線システム子機を使用することで制御通信を無線化(約1.5kmまで)できます。
親機と、4タイプの子機を組合せて構成します。
センサが人や車を感知したとき、センサに接続された子機から親機に入力信号(センサ信号)が送信されます。センサ信号を受信した親機は、子機に照明の制御信号を送り返して、子機に接続された照明器具を調光します。
センサで適時コントロール
必要な時に必要な明るさを提供できるため、店舗や公共の駐車場、コインパーキング、工場の構内通路、トラックヤードなどにおすすめです。



DALIとは?
施設照明の制御に特化した通信規格国際規格 IEC 62386です。Digital Addressable Lighting Interfaceの頭文字をとって名称がつけられています。メーカを問わないオープンプロトコル(共通言語)として広く普及しています。
※プロトコル:コンピュータ間における信号伝送の通信手順、通信規約。すなわち、コンピュータ同士が会話する言語・ルール。
DALI対応の制御システムとDALI対応形の照明器具を組合せることで、下記が可能です。
- 調光レベルの設定、変更
- 点灯パターンの設定、変更
- 電源故障の検知(LEDチップの故障不点は検知できない場合があります)
DALI対応の制御システム
約1.5kmを1台の親機でカバー
無線通信の距離は最長約200mまで、子機間は最大8ホップまでと、長距離・広範囲をカバーします。長距離でも回り込み特性の高い920MHz帯無線の採用により混信のリスクを抑えます。
ブラウザ機能でPC・タブレットから簡単操作

PCやタブレットを使って、器具の調光やON/OFFの操作をしたり、点灯状態を確認できます。
月(期間・曜日指定可)単位でスケジュール制御

PCやタブレットの操作画面から制御スケジュールを登録してコントロール。センサ接続ではなく、スケジュール登録したパターンでの点灯制御が可能です。
用途に応じた4種類の無線子機
ILSWCK01D〈1出力、1入力〉(子機a)

接点入力はセンサと接続が可能で、センサが人などを検知した時に子機から親機へ信号を送信します。親機で信号を受信することにより、親機から制御信号を子機に送信し、子機に接続されている照明器具を調光できます。
ILSWCK02D〈2出力〉(子機b)

子機1台で2系統の照明器具を制御できます。投光照明など照明器具が近接する場合には、照明器具2台に対して無線子機1台で済むため、無線子機の台数を抑えることができます。
ILSWCK06D〈DALI出力〉(子機c)

シンプルなシステム構成で、施工後の調光率変更も可能
ILSWCKZ02D〈DALI出力〉(子機d)

ソケット形子機と対応器具を組合せることで、照明器具を制御(通信距離 50m)できます。ソケット形子機はワンタッチで取付できるため、省施工です。
簡易GUI(グラフィック・ユーザー・インターフェイス)機能に対応
タブレットやPCの照明制御画面において、照明器具が設置されているレイアウト図を表示し、それぞれの照明器具の状態を表示できるため、設置された個別の器具状態を直感的に把握可能です。器具アイコンは最大200個/1画面まで配置することができます。
無線式スイッチ

スマートフォン・タブレット操作以外に無線式スイッチを使用し、制御盤からの制御線を新規に追加することなくスイッチを追加できます。スイッチを押した力で発電し電波を出力しますので、電池などの蓄電池を使用せずメンテナンスフリー・環境に配慮したスイッチです。
※無線式スイッチは親機側の特注対応が必要です。
リトライ機能
DALI出力子機は、制御信号と器具状態を合わせて監視します。
一致しない場合にはリトライすることにより制御の取りこぼしを回避します。
調光方式の切替えが可能
DALI対応器具はリニア入力調光とログ入力調光が存在します。その両方に対応できるようにするため、DALI出力子機側でログ/リニア出力を切替え可能にしました。
出荷後にウェブブラウザ画面上で切替えることができます。