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2024/08/07

涼しげな照明演出で楽しむ水族館をご紹介！
色の仕組み「光の三原色」と「色の三原色」

こんにちは。岩崎電気です。
今年の夏も全国的に記録的な暑さが続いています。
ついつい家に閉じこもりがちですが、
ちょっとお出かけして涼を感じるのはいかがでしょうか。
今回はひんやり涼しげな照明とともに楽しめるレジャースポット、
水族館の事例をご紹介します。
ぜひ、ご覧ください。

涼しげな照明演出で楽しむ水族館をご紹介！

サンシャイン水族館「サンシャインラグーン」(東京都豊島区)

サンシャインシティのビルの屋上にあるサンシャイン水族館は、
“天空のオアシス”をコンセプトに、全く新しい非日常空間として“ココロ動かす、発見”を
提供する都市型高層水族館で、幅広い年齢層の方々に広く親しまれています。

一面に青の世界が広がるフラッグシップ水槽「サンシャインラグーン」は、
手前にはコンパクトなLED投光器「レディオックフラッドネオ 130クラス」を、
奥にはフルカラーLED投光器「レディオックフラッドフルカラー 160Wタイプ」を配置。
1台ごとに緻密な角度調整と調光を行い、太陽光のような色味から最奥は深い青色へと照明でグラデーションをつけながら、壁面や床との境目を目立たせないようにすることで奥行きを感じられる演出を大切にしています。

サンシャイン水族館「サンシャインラグーン」

アクアワールド茨城県大洗水族館（茨城県東茨城郡大洗町）

アクアワールド茨城県大洗水族館は、
日本でもトップクラスの規模を誇る大型水族館です。
サメの飼育種数は日本一、国内最大のマンボウ専用水槽など、
大小60の水槽に暮らす約580種、68,000点の生き物たちに出会うことができる水族館として、広く親しまれています。

同水族館最大の大水槽「出会いの海の大水槽」を舞台に行われているプログラム「IWASHI LIFE」は、約20,000匹のイワシたちが光とBGMに合わせて群れ泳ぐ大迫力のパフォーマンス。
フルカラーLED投光器「レディオックフラッドフルカラー」とDMXコントローラで水中にオーロラのような繊細な色合いを表現し、音楽に合わせた緻密な演出をお楽しみいただいています。
また、悠久の海ゾーン内の「きらめく珊瑚礁の魚たち」では、
高演色タイプとしたLED投光器「レディオックフラッドネオ」及び
演出用の「レディオックフラッドフルカラー」で、色とりどりの魚たちがきらきらと輝きながら群泳する姿を、より自然に近い状態で鑑賞いただけます。

アクアワールド茨城県大洗水族館

全国の水族館の演出をお手伝い

岩崎電気では、大阪の海遊館、横浜・八景島シーパラダイス、
新潟市水族館マリンピア日本海など、
全国各地の水族館照明のお手伝いをしています。
水槽内が見やすいこと、雰囲気に調和することなどを検討し、
生き物たちへの影響を考慮した照明手法で、
水族館を快適にお楽しみいただいています。

海遊館パナマ湾水槽照明

横浜・八景島シーパラダイスふれあいラグーン

新潟市水族館マリンピア日本海

[光技術Tips]
色の仕組み「光の三原色」と「色の三原色」

テレビやスマホ、PCの画面に映し出されている色は、
3つの色それぞれが光ったり消えたり明るさを変えることで、
さまざまな色の表現がされています。
この3つの色、赤（Red）・緑（Green）・青（Blue）のことを「光の三原色」、
それぞれの頭文字を取って「RGB」というのを目にしたことがあると思います。
これらRGBの光を重ねることで全ての色をあらわすことができます。
光そのものの色（光源色）は、赤と緑を重ねると黄色、さらに青を重ねると白、
というように、光の色が増えるほど光のエネルギーが増え明るい色になっていきます。
これは「加法混色」と呼ばれています。

印刷物や塗料などは「色の三原色」、シアン（Cyan）、マゼンタ（Magenta）、
イエロー（Yellow）の3色にプラスして黒（KeyPlate）の4色（CMYK）で表現されます。
プリンタのインクなどでお馴染みですね。
こちらは光が物体に当たって反射・吸収・透過した際に生じる色（物体色）で、
光を吸収する性質を持っています。
たくさんの色の絵の具を混ぜすぎて色が濁ってしまった経験はありませんか？
これは異なる色を混ぜるほど光の反射が減るため暗く見えるのです。
光の三原色と反対に「減法混色」といいます。

RGBで構成された色はPCやスマホの普及により
以前に比べて目にする機会がぐんと増えました。
照明の分野でも、印刷や絵の具では表現できない鮮やかな発色や
光の制御による多彩な色の表現は、
ライトアップやイベントの演出照明などで活躍しています。

LEDフルカラー投光器「レディオックフラッドフルカラー」