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2024/06/05
夏を前に・・・光の誘引性で虫対策
なぜ虫は光に集まるか
こんにちは。岩崎電気です。
6月に入り、雨の日も多くなってきました。
夏が近づくと湿度や暑さに悩まされますが、
夜間屋外での虫の存在も気になるところです。
今回は虫と光の関係についてご紹介します。
ぜひ、ご覧ください。
目次
夏を前に・・・光の誘引性で虫対策
夏は涼を求めた夜間のアクティビティも多く、屋外スポーツ施設でのナイター観戦や、山や川、
海などアウトドアでキャンプやスポーツを楽しむ方もいらっしゃると思います。
夜間のアクティビティに欠かせない照明。
あかりを灯している場所には虫が集まってきます。
近年は夏に限らず、昨秋にはカメムシが全国的に大量発生しているというニュースがあり、
越冬したカメムシの発生が春に再びニュースとなりました。
季節を問わず気になる虫対策。
虫が集まる光の面から対策することが可能です。
虫を寄付きにくくする光
多くの虫は光に集まる性質があり、特に紫外線に対する視感度が高いことが分かっています。
紫外線の少ない光源を使用することで虫の誘引を低減します。
LEDの光は紫外線をほとんど含まないため、虫が寄付きにくい光源です。
もちろん省エネ、長寿命なのでコスト面でもメリットがあります。
LED照明はもともと白色に発光するものはありません。
なぜ白色に光るLEDがあるのか。
白色LEDにはいくつかの種類があり、
代表的なものの1つに、「赤・緑・青」の光の三原色を混ぜ合わせ白に見えるもの、
もう1つは、青色LEDと光が当たると黄色に発光する蛍光体により白に見えるもの。
この方式は蛍光灯などと発光原理が違うため、紫外線の成分がほとんど含まれないのです。
[光技術Tips]
なぜ虫は光に集まるか
「飛んで火に入る夏の虫」という言葉は、
7世紀の中国で書かれた「梁書」の中の一文が由来とされていて、
古くから虫が光に集まる習性が知られていたことが確認できます。
夜間照明に集まる一般的な虫は青紫色を好みます。
これは波長250~550nmの範囲で360nm前後をピークとした光、
紫外線の中でもUV-Aを感じているからです。
虫が感じている光に向かって集まる習性は知られていましたが、
「どうして光(紫外線)に向かって集まるか」は諸説あります。
今年1月、イギリスなどの研究チームが虫の動きを分析した研究結果を発表しました。
夜に電灯に集まる虫は光に対して垂直に飛んでいます。
これは「背光反射」と呼ばれるもので、光を背に受けるように飛行します。
人工的な光の無いところでは太陽や月の光は上から注いでいるので、
光が放射されている方向を上と判断して方向感覚を掴んでいると考えられています。
この性質により、虫は電灯の光に向かって集まっているというわけではなく
電灯の光に対して背を向けて飛ぶように姿勢を変え続けるため、
電球の周りを飛び続ける、結果として光に引き寄せられているように見える、とのことです。
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編集後記
夏の前に梅雨を迎えますが、
今年の梅雨の到来は全国的に平年より遅いようです。
梅雨の時季には家の中のダニも急激に増殖すると言われています。
気温と湿度を上手にコントロールして、梅雨と夏を乗り切りましょう。
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