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2021/11/17
秋冬の夜景を照らす「ライトアップ」
赤外線ってなんだろう? ほか
こんにちは。岩崎電気です。
少しずつ温度が下がり、街行く人々の装いも秋から冬へ移り変わり始めましたね。
11月は越冬の準備、すなわち紅葉で木々が鮮やかに彩られます。
そして、ライトアップされた紅葉も昼間とは違った魅力がありますよね。
今回は秋冬の外出を楽しくしてくれる「ライトアップ」についてご紹介します。
目次
秋冬の夜景を照らす「ライトアップ」
「イルミネーション」と「ライトアップ」の違いって?
「イルミネーション」と「ライトアップ」の違いはご存知でしょうか。
いずれも「照明による光で外観を照らすこと」は共通しますが、手法は異なります。
「イルミネーション」は電灯や電球の発光が主体なのに対して、「ライトアップ」は建造物や自然を主体とし、投光器やLED照明でそれらを照らしだすことで夜の空や街に浮かび上がらせる演出です。
「イルミネーション」の起源は16世紀のドイツ。
宗教革命で知られるルターが、夜に森の中で輝く星を見て感動し、木の枝にロウソクを飾ることで再現しようとしたのが始まりと言われています。
その後、エジソンの白熱電球の普及を経て「イルミネーション」は世界に少しずつ広がっていきます。
やがて、照明技術も進化し、建造物などを照らす「ライトアップ」が生み出され、夜に輝く光の芸術として浸透していきました。
さらに時代が進みLEDが普及、またカラーチェンジが容易になったことで、さまざまなランドマークへのライトアップが実施され、地域の活性化への一環となっています。
「ライトアップ」が伝えるもう一つのメッセージ
皆さんも至るところで、街のシンボルがいつもと異なる色で光っている場面を見たことあるのではないでしょうか?
「ライトアップ」は時に建造物を彩るだけでなく、メッセージを伝える手段としても使用されます。
2020年5月以降、東京都庁や神奈川県庁を始め各所で青色に「ライトアップ」する活動が広まりました。
これは、新型コロナウイルスに対して、最前線で戦っている医療従事者にエールと感謝を込めたメッセージです。
この活動はロンドンから始められ、イギリス医療のシンボルカラーの青にちなんでいます。
震災からの復興に関する事例もあります。
2020年末から翌年2月にかけて、岩手県・宮城県の6自治体で期間限定の「ライトアップ」が行われました。
これは「復興ありがとうホストタウン」の自治体の取り組みで、ホストタウン相手国や住民の方々に感謝の気持ちと応援メッセージを届ける意図で行われました。
その他にも、国際平和デーは白色、世界エイズデーは赤色など、応援する対象にあわせたテーマカラーによる特別なライトアップが各地で行われております。
建物がいつもと違う色で「ライトアップ」されているときは、今日は何の日かなと調べると新しい発見ができますね。
[光技術Tips]
赤外線ってなんだろう?
目に見えない光「赤外線」
これから寒くなり家庭でストーブを使う季節になってきました。
ところで、なぜストーブを使うと温かくなるのでしょうか?
それには、赤外線が関係しています。
私たちが認識できる光を可視光線といいます。
光には波長と呼ばれる波の長さがあり、波の長さによって見える色が変化します。
可視光線で、波長が一番短い色は紫色、一番長い色は赤色です。
そして、赤色よりも波長が長い光を赤外線といいます。
赤外線は人間が見える限界の光よりも波長が長いため、目に見えないんです。
では、赤外線がなぜ温かさと関係しているのでしょうか。
実は人間の体も含めてあらゆる物体には、温度に応じて赤外線が放出されています。
温度が高いほど赤外線が強くなり、温度が低いほど赤外線が弱くなります。
最近、コロナウイルス感染症対策の一環で、お店に入る時にサーモグラフィで体温を測定される機会が増えたと思います。
実はこのサーモグラフィも、赤外線を応用した技術です。
サーモグラフィが赤外線の強さを検知し、赤外線が強ければ赤く表示し、弱ければ青く表示される仕組みです。
手を触れることができない高い温度の物体や、広範囲の物体の温度を測定したい場合などにサーモグラフィは非常に便利ですよね。
ストーブが温かくなる仕組みも、この赤外線の力を使っています。
放射された赤外線が皮膚に届くとき、皮膚の分子が振動します。
この振動により温度が上昇し、温かく感じるのです。
すなわち私たちが温かいと思うものは、赤外線による摩擦熱なのですね。
実は目に見えない光である赤外線を目で見る方法があります。
テレビのリモコンの送信部にスマートフォンのカメラを向け、カメラの画面越しで送信部を見てみてください。
すると送信部が光って見えるはずです。
この光が赤外線です。
目では確認できませんが、画面上では確認できるんです。
不思議な光ですね。
なお、リモコンには赤外線方式の他にも無線方式があり、無線の場合は上記方法では確認できません。
岩崎電気では、クリーンで省エネなハロゲンランプを中心に赤外線加熱のソリューションを提供しています。
赤外線の知識もまとめていますので、ぜひご覧ください。
NEWS
- ニュースリリース
- 東京メトロ半蔵門線 車両内のウイルス感染対策 空気循環式紫外線清浄機の車両搭載試験を開始
- 大型サイン広告用LED投光器をコンパクトにリニューアル「LEDioc FLOOD URBANVIEW(レディオック フラッド アーバンビュー)」を発売
- 水銀ランプ300Wから置換え可能なLEDランプを高効率・軽量化「LEDioc LEDアイランプSP」60Wを発売
- 照明
- 動画で紹介 防爆照明の新定番「レディオック EXシリーズ」
- LED投光器 LEDioc FLOOD URBANVIEW(レディオック フラッド アーバンビュー)
- LEDランプ レディオック LEDアイランプSP 60Wラインアップ
- 新カタログ
- 産業用特殊照明機器 レディオック EXシリーズ
- IR情報
- 中期経営計画の策定に関するお知らせ ほか
- 納入事例
- 国士舘楓の杜キャンパスグラウンド ほか
- お知らせ
- PCB含有の有無検索/証明書発行サービス - データ更新
編集後記
ハロウィンも終わり、紅葉のシーズンを経るうちに、一気に気温が下がってきましたね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので健康管理には十分に気をつけながら冬を迎えたいですね。
クリスマスが近づくとイルミネーションやライトアップのイベントも増えてきますが、コロナ禍での開催ということで、例年と日時や制限が異なってくることが多いと思います。
外出の際は事前に情報を確認して楽しんでくださいね。
また次回のメールマガジンで皆さまにお会いできるのを楽しみにしております!
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