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2021/4/14

多様な場面に対応する照明環境づくり「学校照明」
太陽光発電で夜道を照らすLED太陽灯ほか

こんにちは。岩崎電気です。
春の暖かな日差しが心地よい日々となりました。
春と言えば会社や学校など新しい生活をスタートさせる方も多いのではないかと思います。
今回は、そんな学舎を彩る「学校照明」についてご紹介します。

多様な場面に対応する照明環境づくり「学校照明」

学校照明で大切なこと

学校において照明は、生徒が教科書や黒板などの対象物をしっかりと視認できる快適な学習環境を作るためにとても重要な役割を担っています。
また、近年では地球温暖化や災害時の安全性の観点から、火力発電所や原子力発電所を増やすことは難しく、電力が不足しているため、学校においても省エネが推進されています。
学校照明では、これら快適な学習環境の創出と省エネに力を入れています。

屋内・屋外の照明をトータルコーディネート

岩崎電気では学校の屋内・屋外両方の照明設備を整えることができます。
普通教室、職員室、トイレ・廊下の照明には、既存の蛍光灯からスムーズに置き換えられるLEDベースライトが最適です。
特に普通教室では十分な明るさを確保することによって、机の上での読み書き、黒板や周囲の状況の視認がしやすくなり、学習に集中しやすい環境を作れます。
また職員室においては、授業の準備や採点などの細かい作業を行う教職員の手元をしっかりと照らすことで、業務の効率化を図れます。
さらに照明の調光機能を使うことにより、教職員の離席時の電力消費を最小限に抑えられ、省エネにも貢献できます。

体育館の照明には、屋内のスポーツ施設などでも使われる長寿命のLED高天井用照明が適しています。
体育館は体育の授業以外にも式典や催事の会場、緊急時の地域の避難場所としても使用されます。
そのためあらゆる用途に対応できる照明環境となるように心がけています。

屋外の校庭や校舎周りには、LED太陽灯・ソーラーLEDブロックがおすすめです。
太陽灯は太陽光によって発電するため電気代がかからず、経済的です。
また、太陽光を供給源とするため独立電源ともなり、災害時などは非常用照明および非常用電源としても役に立ちます。
このように岩崎電気では学校全体で多様な用途と場面に対応できる照明環境づくりに取り組んでいます。

[光技術Tips]
太陽光発電で夜道を照らすLED太陽灯

みなさんは、ソーラーパネルのついた街灯を見かけたことはありますか？
太陽光による自家発電で夜道を照らす街灯を「太陽灯」といいます。
今回は太陽灯の中でも現在の主流となっている「LED太陽灯」を紹介します。

LED太陽灯の仕組み

LED太陽灯は、太陽光をソーラーパネルによって電気エネルギーに変換し、その電力を蓄電池に蓄えます。
その蓄えた電力を使い、LEDを使って夜間に周辺を照らします。
送電線からの電力供給に頼らず、電力をソーラーパネルによって自給自足するので、省エネルギーで電力代もかからず、環境保全にも有効です。
配線が必要ないので施工も簡単になり、電源の取れない場所でも利用することができます。
またもしもの災害時には、独立電源となるので、電力供給が停止したとき、照明の点灯を持続しつつ、非常用電源(AC100V)として携帯電話やラジオの充電などに活用できます。
公園、学校などに設置すれば、地域の災害に備える力を向上させることができます。

LED太陽灯が活躍する事例「実践女子学園創立120周年記念事業神明エリア」

学校法人実践女子学園では、2014年4月、かつて大学学舎を置いていた渋谷の地に再びキャンパスを新設し、日野キャンパス(日野市大坂上)の文学部、人間社会学部と、神明キャンパス(日野市神明)の短期大学部を移転。
都心型の渋谷と地域中核型の日野との2キャンパスによる新たな教育環境・体制づくりが整えられました。

それに伴い、これまで短期大学部のあった神明キャンパスの跡地は、約26,000m²の広さを持つグラウンドとして整備されました。
地元、日野市と連携しながら跡地活用を検討していく予定もあり、地域貢献が可能な空間づくりを行いました。
自然に恵まれ、周辺には住宅地が広がるため、環境を妨げないあかりとして岩崎電気ブランドの街路灯が採用されています。
非常時には周辺地域の避難場所になることもあり、LED太陽灯レディオックエリアDタイプを採用し、地震や台風などの災害で万一、電力会社から供給される商用電源が停止しても照明機能を保つことができる、安全・安心の照明環境を整えています。

実践女子学園創立120周年記念事業神明エリア