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2020/01/16
美しい神社・仏閣のライトアップ
さよなら水銀ランプ ほか
こんにちは。岩崎電気です。
旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします!
みなさま、初詣には行かれましたか?
わたしたち岩崎電気の手掛ける照明は、時代を超えて多くの人々に親しまれてきた神社や仏閣を、LEDで幻想的にライトアップしています。
そのなかから、今回は栃木県足利市の足利織姫神社、茨城県桜川市の雨引観音、山梨県富士吉田市の北口本宮冨士浅間神社の美しい景色をご紹介いたします。
美しい神社・仏閣のライトアップ
社殿が明るく浮かび上がる
「足利織姫神社」
「日本夜景遺産」や「恋人の聖地」、「日本百名月」に認定されるなど、足利を代表する名所の一つとして、多くの人々が訪れる足利織姫神社。四季折々の木々や花々に囲まれた境内からは、足利市街地や渡良瀬川、広大な関東平野が一望でき、素晴らしい夜景も人気です。
2017年、遷宮80年記念事業の一環として、社殿を鮮やかな朱色に化粧直ししました。同時に、社殿のライトアップを従来の水銀ランプから、高効率・長寿命のLED投光器「レディオック フラッド スポラート」に交換。大幅な省エネを実現し、明るさを向上させました。ライトアップは夕刻から明け方まで自動制御で点灯。社殿の朱色と銅屋根の緑青の美しいコントラストを厳かに照らし出し、神聖な雰囲気をつくり出しています。
足利織姫神社
四季折々の花々とともに
楽しむ夜景「雨引観音」
飛鳥時代・用明天皇2年(587年)に開かれ、1400年以上の長きにわたり信仰を集めてきた坂東観音霊場第二十四番札所の名刹・雨引観音(雨引山楽法寺)。境内からは関東平野を一望でき、筑波山や富士山、そしてスカイツリーを望む絶景が広がっています。春には約3,000本の桜、初夏には約3,000株の紫陽花、秋冬は紅葉や牡丹などが境内を彩り、四季折々の風景を堪能いただける観光スポットとしても人気です。
2013年6月から境内の建物、参詣路を含めた施設全体のライトアップを開始し、拝観時間を延長。光源には、消費電力が少なく省エネに貢献するLEDを採用し、温かみのある電球色と爽やかな白色を組み合わせ、遠方からの見え方にも配慮しました。
雨引観音
木造では日本最大!
「北口本宮冨士浅間神社
冨士山大鳥居」
1900年以上の歴史を持つ北口本宮冨士浅間神社は、富士山吉田口登山道の起点にあり、富士山世界文化遺産の構成資産でもあります。
2014年6月、「冨士山大鳥居」の60年ぶりの式年大修理が完了し、これまでのHIDランプに替わり、LEDを光源とする投光器「レディオック フラッド ネオ」によるライトアップが始まりました。木造では日本最大といわれる朱色の大鳥居が、LEDの光で夜空に鮮やかに浮かぶさまは、まさに圧巻!
北口本宮冨士浅間神社
[光技術Tips]
さよなら水銀ランプ
~今年で終了 水銀ランプ~
すでにご存じの方も多いと思いますが、「水俣条約」により、水銀ランプの製造が今年いっぱいで禁止になります。
岩崎電気の水銀ランプご注文受付は、本年6月末で締め切りとなります。
長年のご愛顧、誠にありがとうございました。
来年以降の更新計画がお済みでない方は、お早目のご検討をどうぞよろしくお願いいたします。
なお国内の他メーカーも同様の対応となり、ほとんどが既に生産を終了しているか、今年の6月までの終了を公表しています。
また、輸入も禁止となることから、海外メーカーの水銀ランプも入手できなくなります。
水銀ランプご注文受付は、本年6月末で締め切りとなります。
「水俣条約」の正式名称は「水銀に関する水俣条約」。
水銀及び水銀化合物から人の健康及び環境を保護することを目的に、水銀の適正な管理と排出の削減を定めています。
その名が示す通り、水俣市で起きた悲劇を二度と繰り返さないために定められたものです。
私たちに直接影響のある部分を一言で表すと、「2020年末をもって、水銀を含む製品の製造や輸入を禁止します」ということです。
水銀を含む製品としては、電池類、体温計・温度計、化粧品、農薬など、すでに水銀不使用の代替品が整備されているものも多くみられます。しかし、長い歴史を持つ水銀ランプは、まだまだ多くの施設でご利用いただいています。
近年の照明業界での出来事では、LEDの普及に伴う従来光源(たとえば白熱電球、蛍光ランプ)の生産中止などが目立ちました。
水俣条約の対象ランプ
左からアイ 水銀ランプ・ツインマーキュリー・セルフバラスト水銀ランプ・アイ ツインアーク
これらは需要と供給のバランスによるところが大きく、優れた新技術の普及による旧来技術の淘汰とも言えます。
こうした理由ではない一つのアイテムの消滅というのは、私たち供給側だけでなくお客様にも大きな影響が出るものと思います。
改めて申し上げますが、岩崎電気は今年の6月末で水銀ランプのご注文を締め切り、このご注文を最後に生産を終了いたします。
長年のご愛顧、誠にありがとうございました。
次号では岩崎電気の歴史と水銀ランプの関りを振り返りたいと思います。
NEWS
編集後記
2020年最初の「EYE LATEST NEWS」いかがでしたか?
みなさまが初詣に行った神社・仏閣にも、もしかしたら岩崎電気のLED照明が使用されているかもしれませんね。
お正月休みも終わり、お正月気分が少し残りつつ、いつもの忙しい日々がはじまるこの時期、体調を崩す方も増えています。
インフルエンザも流行しているようなので、身体を冷やさないことと、外出時のマスクや、こまめなうがいと手洗いなど、十分に対策をしてください。
それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします!
ご意見、ご感想をお待ちしております!
までお願いいたします。
© 2020 IWASAKI ELECTRIC CO., LTD.
発行元:岩崎電気