岩崎電気を代表とするグループが受注した
「呉市道路・公園照明施設LED化ESCO事業」で消費電力約80%削減
2023年7月10日
岩崎電気を代表とするグループは、広島県呉市が公募した「呉市道路・公園照明施設LED化ESCO事業」を受注しています。
この事業により、呉市が管理する道路灯・街路灯更新工事を2023年3月に完了し、4月から15年間の維持管理の運用を開始しました。
照明器具のLED化にあたっては、呉市が管理する道路・公園照明施設の全数を現地調査し、消費電力削減の目的に沿った照明機器を選定。
安全確保や光害への配慮はもちろんのこと、「日本遺産のまち、くれ。」の魅力をいかしてLED化するために、街並み保存地域の景観保持の要望、意匠性の高い既存照明設備の有効活用なども細やかに検討して進めました。
呉市が管理する7,771灯の道路・トンネル・防犯灯、公園・街路灯のうち、7,408灯をLED化したことで、約80%の消費電力を削減し、年間約1,734トンのCO₂排出量削減ができる見込みです。
照明資産の一元管理を行い、維持管理期間中は、設備の点検、故障や不点灯対応などのメンテナンスを継続していくことで最適な照明環境を提供し、呉市の社会資本整備の重点化項目のひとつ「環境保全と循環型社会の構築」の「環境に配慮したインフラ施設の省エネルギー化」の取り組みに貢献します。
事業概要
- 対象設備:呉市が管理する道路・公園照明施設
- 対象灯数:7,771灯(内、本事業によるLED化工事は7,408灯)
- 契約金額:806,793,460円(消費税及び地方消費税相当額を含む)
当社の提案概要
- 既設道路・公園照明施設の現地調査、電力契約の調査・照合
- 最新の照明器具による街路灯ほかのLED化
- 照明資産を一元管理する「照明管理システム」の導入
- 市内企業による施工
- 設備の点検・維持管理・保証
- 省エネルギー効果の検証
当社が中期経営計画にて策定したビジョン「光技術と新たな技術の結合で、社会・産業インフラを支える先進企業を目指します。」の実現に向け、今後も各自治体で設定する温室効果ガス排出量削減目標達成に貢献するLED化事業に対し、当社の最新技術を駆使した提案を行い、継続的に社会・産業インフラを支えてまいります。
※ESCO(エスコ)事業とは
ESCO事業とは、Energy Service Company事業の略で、光熱費などの削減を実施し、その削減された経費から省エネルギー改修実施に必要な経費を受け取る事業形態を指します。
今回の例では、道路灯・街路灯をLED化することにより削減される電力費を、新たなLED街路灯の設置経費や維持費などに充当します。
ニュースリリースに掲載されている内容(サービスの内容、商品の価格や仕様など)は、発表日時点の情報です。ご覧の時点では内容が変更されている可能性があるため、あらかじめご了承ください。