鳴子ダムライトアップが「日本夜景遺産」新規認定

2022年9月8日

岩崎電気株式会社が、照明設計、ならびに演出プログラムの作成に協力した「鳴子ダム」が、第17回「日本夜景遺産」(ライトアップ夜景遺産)に認定されました。

「日本夜景遺産」とは、(一社)夜景観光コンベンション・ビューロー(代表理事:丸々もとお)による「日本夜景遺産認定プロジェクト」で、夜景資源による地域活性化や観光支援を目的としています。

今年は全国100か所以上の候補地の中から、新規夜景遺産認定地は11か所。夜景遺産4分類中の「自然夜景遺産」5か所、「施設型夜景遺産」3か所、「ライトアップ夜景遺産」2か所、「歴史文化夜景遺産」1か所が加わり、認定追加・解除を含めた夜景遺産地の合計は全国270か所となりました。


鳴子ダム「すだれ放水ライトアップ」
(2021年4月試験点灯)

鳴子ダムは、以前より水銀ランプ光源の夜間点検用照明を使用し、イベント時にはカラーフィルターによるライトアップを行っていました。

2021年にLED照明器具へ更新し、夜間点検用照明の役割とイベントによる地域活性化と観光支援の貢献の役目を、フルカラーLED投光器に置き換えて実現。施設を生かしたライティングによる地域貢献度が評価されました。
照明制御はDMX制御システムで構築し、イベント時には点滅のほか、色の変化・明暗とその速さも調整する制御機能を活用することで、多彩で動きのある演出の再現を可能にしています。

鳴子ダム ライトアップ概要

施主
国土交通省東北地方整備局 鳴子ダム管理所
竣工
2021年3月
主な納入器具
LED投光器 レディオック フラッド フルカラー 240Wタイプ - 6台、160Wタイプ - 2台、120Wタイプ - 16台
LED投光器 レディオック フラッド デュエル 560Wタイプ - 6台
ITACS(アイタックス) コントロールシステム - 1式 ほか

※ライトアップの電源は管理用水力発電の余剰電力を使用しています。


鳴子ダム昼景
(2021年4月)

岩崎電気ホームページでは、納入事例での施設紹介や、ビデオライブラリーにて「すだれ放流ライトアップ」(2021年)の動画も公開しています。

日本夜景遺産認定プロジェクトとは

「日本夜景遺産認定プロジェクト」は、日本各地に埋もれている美しい夜景の再発見&発掘、価値付与して紹介することで、観光資源としての夜景の存在をアピールするもの。
「日本夜景遺産」の「遺産」は、優れた夜景とそれを鑑賞できる場所との関係性を後世まで残していく意味を込め、この名が付けられています。
2004年7月、日本夜景遺産事務局が発足し、美しい夜景に価値を付与することで日本オリジナルの文化として、国内外へ夜景の魅力を訴求するなどの目的で活動しています。
詳しくは「日本夜景遺産」ホームページをご覧ください。

※商標登録「日本夜景遺産」第5021679号

(「日本夜景遺産」ホームページより引用)

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