レーザー投光器「LAXIS」、照明学会 照明技術開発賞を受賞
2020年6月11日
岩崎電気株式会社は、大阪大学のご指導のもと開発した、レーザー光源を用いた超狭角投光器「LAXIS(ラクシス)」にて、一般社団法人照明学会主催の第18回(2020)照明技術開発賞を受賞いたしました。
照明技術開発賞は、優れた機能、性能、省エネ性を持つ光源、器具、制御システムなどの開発、従来の方式に対する著しい改善、あるいは全く新しい創意に基づく設計手法、製造技術の開発などを行い、社会に多大な貢献が期待される業績を顕彰するものです。
照明技術開発賞の受賞は、「FEC(電子式スタータ)内蔵セラミックメタルハライドランプの開発」(第3回)以来、2度目となります。
主な特長
「LAXIS」は、レーザーの持つ、強力で直線的な光エネルギーを応用し、少ない消費電力で狙ったところに効率よく光を届ける、当社初のレーザー光源を用いた照明器具です。
レーザー光の特性を生かした超狭角配光
新たに独自設計した配光制御により、サーチライト(探照灯)のような狭角配光性能(1/2ビームの開き1.2°)を実現。
レーザー投光器(左)とLED投光器(右)の配光比較
1/4の消費電力で強力スポットライト効果
一般的な1000Wキセノンランプ用サーチライトと同等の光度1800万cdを、わずか1/4以下の消費電力236W(200V時)で実現。
長寿命10000時間
光源寿命は10000時間(光束維持率70%)。一般的なキセノンランプの寿命(600~1000時間)と比較して10倍以上。
安心して使用できる安全基準準拠と安全装置を内蔵
レーザー光源を用いていますが、照射光はレーザーではなく、蛍光体を励起した白色光源を使用した「クラス1 レーザー製品※1」。
投光器には安全装置を搭載。万が一、器具に異常があった場合、安全機能により点灯しない設計で、レーザー光が器具外に誤照射されることを防止。
遠方も照射可能
受賞者
- 岩崎電気株式会社
- 国立大学法人大阪大学
※受賞者の個人名は省略しています
- ※1 本製品は、IEC 60825-1:2014(Third Edition)に適合したレーザー製品です。
- ※可視光半導体レーザー応用コンソーシアム 安全に関するガイドラインED2に準拠しています。
ニュースリリースに掲載されている内容(サービスの内容、商品の価格や仕様など)は、発表日時点の情報です。ご覧の時点では内容が変更されている可能性があるため、あらかじめご了承ください。