日本照明工業会 技術基準(電池内蔵形屋外用非常灯・ソーラーライト)の運用スタート
LED停電補償装置「レディオック アンシーン」とLED太陽灯が認証を取得
2020年10月12日
岩崎電気株式会社は、(一社)日本照明工業会の独自の技術基準である屋外用非常灯及びソーラーライト技術基準(JIL5510:2020)に適合した商品を認証する自主評定制度において、当社の電池内蔵形屋外用非常灯とソーラーライトが認証を取得いたしました。
日本照明工業会では「停電に強いまちづくり」に貢献すべく、自然災害などによって停電が発生した際でも、安全に避難できるよう独自の技術基準を制定し、その技術基準に適合した照明機器を認証する制度を今年度より運用をスタートしています。
屋外用非常灯とソーラーライトには、これまで公の規格や基準がありませんでしたが、今回、JIL技術基準を制定し、有識者や専門家による評定委員会で対象器具を評定することで品質水準が確保され、ユーザーが安心して商品を選定し、ご採用いただけるようになりました。
この技術基準では避難時に必要な明るさ(照度)と点灯時間などについて整備されています。
当社のLED停電補償装置「LEDioc ANSEEN(レディオック アンシーン)」の40機種とLED太陽灯の10機種、合計50機種が技術基準に適合しています(※技術基準適合商品は下記一覧表を参照)。
屋外用非常灯 評定マーク
ソーラーライト 評定マーク
日本照明工業会 独自技術基準適合について
(1)明るさ(照度)
家から避難場所(広域避難場所となる公園など)へ安全に避難するための避難経路には、最小水平面照度0.1ℓx(ルクス)の照度があれば問題ないと(一社)照明学会が報告※1しており、全ての機種が適合しています。
また、避難場所で人が活動するためには最小0.1ℓx、照明器具の直下近傍では1ℓx以上の照度確保が望ましいと照明学会が報告※2しており、避難経路と同様に求められる明るさを設定しています。
- ※1:避難時における照明要件に関する評価実験 H28年度(照明学会)
- ※2:「非常時用照明の基準」照明学会・技術規格 JIES-004
(2)停電発生時の点灯時間
災害発生時にはさまざまな障害物が避難路に散乱し、避難する際の移動速度が低下すること、更に避難開始までの準備する時間を考慮して避難経路の照明点灯時間は3時間と設定しています。
また、終夜の避難を支援するため12時間対応も設定されています。
当社の「レディオック アンシーン」は全て避難経路の明るさを終夜確保可能な12時間タイプ(12時間以上)としています。
避難場所で使用するソーラーライトは終夜使用可能な12時間以上の有効点灯時間が必要としています。
冬季の日照時間を考慮し、14時間以上の点灯時間が望ましいとされる中、当社のLED太陽灯は、ほぼ全ての機種で14時間の有効点灯時間に対応しています。
(3)不日照補償日数
避難場所で不日照の日が続き、ソーラーライトが日中充電できないことを想定し、不日照補償日数を設定しています。
災害時の緊急段階はおおむね3日間、それに1日加算し、4日以上の不日照に対応が求められています。
当社のソーラーライトは全て不日照補償日数を5日間とし、長時間にわたり避難者の安全・安心を支援できるよう対応しています。
技術基準適合商品一覧(屋外用非常灯:LED停電補償装置) 40機種
技術基準適合商品一覧(ソーラーライト:LED 太陽灯) 10機種
- ※「LEDioc ANSEEN」は岩崎電気株式会社の登録商標です。
- ※商品改良のため、仕様・外観を予告無しに変更することがありますのでご了承ください。
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