照明をインターネット経由で自由にコントロール
IoT照明コントローラ「Link-Core®」発売

2019年1月29日

IoT照明コントローラ「Link-Core」
IoT照明コントローラ「Link-Core」

岩崎電気株式会社は、インターネットを経由して照明を制御できるIoT照明コントローラ「Link-Core(リンクコア)」を、1月30日より発売、およびレンタルを開始します。

「Link-Core」は、APIを実装したIoT照明コントローラです。 従来の照明コントローラでは難しかった柔軟な照明演出を可能にし、たとえば、天候情報をもとに自動選択した照明演出プログラムを再生できます。 また、TwitterやLINEからのメッセージで照明を操作できます。

「Link-Core」本体の販売と併せ、期間限定の照明演出イベント向けに、レンタルや、演出プログラム制作も対応します(有償)。

主な特長

IoT照明制御システム

「Link-Core」はIoT(Internet of Things)制御装置です。 PCやスマートフォンなどのIoTデバイスから操作し、インターネットを経由して照明を制御。 さまざまな情報をトリガーとした照明演出ができます。

従来のスケジュール点灯に加えて、センサ(人感センサ、温度センサ)やスマートスピーカー、SNSなどのサービスと連携した照明制御が可能です。 また、ウェブサイトをサーチし、掲載情報を利用してインタラクティブに照明を変化させることもでき、従来では難しかった多様な照明演出も実現できます。

さらに、オンラインで設定を変更したり照明器具の異常を監視したりと、制御システムにアクセスし端末の情報取得をするオンライン管理もできます。

例えばこんな使い方

DMXによる照明制御

「レディオック カラーコントローラ」と同じDMX出力のため、従来システムと同様の構成で使用できます。 統一規格のDMX信号対応器具であれば、既存の設備にも接続できます。 また、高速な照明制御が可能なため、照明演出に最適です。

※DMX:(「Digital MultipleX」に由来)、1990年に米国劇場技術協会(USITT:United States Institute for Theatre Technology)が定めた、主に舞台照明や演出照明の制御に用いられる通信プロトコル(規格・規約)。近年は一般照明機器にも採用されている。

APIによる連携

外部機器と連携するAPI対応です。 インターネットを経由して、多様なサービス(スマートスピーカー、SNS、IoT機器など)と連携し、他の機器ではできない照明制御を可能にします。 さらに、APIを公開するため、お客様ご自身で使い方を考えることができます。

※API:Application Programming Interface、ソフトウェア同士が互いにやりとりをするためにデータ形式、実行方法などを仕様化したもの。

モバイル通信によるIoT化

LTE通信(モバイル通信)機能付きで、LANの配線やWi-Fi等の設定が不要です。 簡単にインターネットを経由した遠隔操作ができます。 接続機器を一括して制御でき、既存の照明設備をまとめてIoT化できます。

  • ※インターネット接続に関するキャリア契約やクラウドサーバの接続設定などは弊社が行いご提供いたします。
  • ※クラウド使用料(月額)として別途費用が発生します。

プログラム作成

演出プログラムは、弊社製専用ソフトウェア「Color Controller」によりお客様ご自身での作成も可能です。 作成したデータをインターネットサーバ「LinkCore Cloud」にアップロードすることでLink-Coreに設定できます。

  • ※専用ソフトウェア「Color Controller」は無償でご利用いただけます。プログラム作成、機器設定が必要な場合は別途費用が発生します。
  • ※スマートフォンなどの既設APIと連動する場合、別途開発が必要となります。その際、使用料が発生する場合があります。

主な仕様

商品名 Link-Core
形式 LINK-CORE02
希望小売価格 オープン価格
電源 定格入力電圧:DC5V、電流:3A
消費電力 4W以下
質量 275g
制御仕様 制御チャンネル DMX通信プロトコル:DMX512
シーン数 100
パターン数 999
人感センサ 電圧接点
温度センサ I²C
外部出力信号 無電圧a接点0.5A
設定方式 専用アプリケーション
通信 無線方式 3G/LTE
使用環境 使用温度 -20℃~+40℃
使用湿度 85%RH以下(結露なきこと)
使用区分 屋内用

基本的な構成

参考利用例

API利用(SNSとの連携)

IoT機器やWebサービスと連携したインタラクティブな照明制御ができます。

例:
Twitterで特定のハッシュタグ(#)と共に投稿されたツイートの内容に応じた照明演出ができます。

インターネット情報の利用(天気に応じた照明演出)

情報に応じて異なる照明演出を行うことで、照明演出に意味を持たせることができます。

例:
インターネット上から翌日の天気予報を取得し、予報が雨なら青く点灯、晴れなら黄色に点灯するなど、見た人に明日の天気を伝える演出が可能です。

センサ値による分岐(人感センサ連動)

センサ情報(人感センサ、温度センサ)をトリガーとした照明演出の分岐が可能です。

例:
通常のスケジュールに沿った照明演出に加えて、センサが人を感知した場合に特別な演出を再生できます。

Link-Core(リンクコア)でできること

[Video]Link-Core(リンクコア)でできること 1:05

  • ※商品改良のため、仕様・外観は予告なしに変更することがありますのでご了承ください。
  • ※“Twitter”は、Twitter, Inc.またはその関連会社の登録商標です。
  • ※“LINE”は、LINE株式会社の商標または登録商標です。
  • ※天候、交通、SNSなどの情報を取得するために、別途費用(API月額使用料)が必要となる場合があります。
  • ※標準設定機能として“天気”と“気温”の情報に応じた照明演出プログラムの再生が可能です。その他、交通情報やSNS投稿内容に応じた照明演出プログラムを再生する場合は、ソフトのカスタマイズが必要となります。
  • ※API利用は有償となります。価格はお問合せください。
  • ※期間限定イベントなどでご利用いただけるようレンタル対応いたします。詳細はお問合せください。

お問合せ

照明事業企画推進部 事業開発課

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