ナゴヤドームの照明設備が日本照明賞受賞
「ドーム球場における体験・体感型照明空間の創出 -ナゴヤドームにおける実現-」
2019年5月28日
岩崎電気株式会社は、ナゴヤドームの照明設備にて、一般社団法人照明学会「第37回(2019年)日本照明賞」を受賞しました。
日本照明賞は、日本の科学、技術、産業、芸術、文化の水準を高め、世界に誇りうる優れた業績を顕彰するものです。
この度の「ドーム球場における体験・体感型照明空間の創出 -ナゴヤドームにおける実現-」は、株式会社ナゴヤドーム、株式会社竹中工務店、株式会社トーエネック、ソニービジネスソリューション株式会社との連名で受賞しています。
岩崎電気は今回で4回目※1の日本照明賞受賞となります。
ナゴヤドーム DMXフルカラー演出イメージ
業績の特徴
本業績は、プロ野球「中日ドラゴンズ」の本拠地として使用されているだけでなく、コンサートや展示会など様々なイベントなどでも活用されているドーム球場で実現されたものである。
ドーム球場という大空間において、プロ野球で使用するために必要な機能的な照明と省エネ性の向上を図っているのはもちろんのこと、試合での応援時やイベントに必要な演出照明を創造する体験型照明である。
技術的には、ドーム球場として日本初のフルカラー照明も含めたドーム全体で光の演出が可能なDMX制御による照明システム、そして、これら照明を映像装置と連動させることで、光と映像、音響とを融合させた演出を可能としている。
機能面でも、グレア低減、ボールの視認性、演色性に配慮して設計されたLED照明を採用し、電気消費エネルギーの半減化にも成功している。
今後、eスポーツの普及などで、スポーツエンターテイメントのトレンドが予測される中、実際に球場に足を運ぶ楽しさを照明によって実現させた優れた業績である。
(照明学会ウェブサイトより抜粋)
弊社は今年創立75周年を迎えます。創立以来、各種光源、照明・制御機器の開発製造を通じ、人々の生活を支えるあかり、見えない波長域の光の応用など、光技術の向上を重ねてまいりました。
今後とも「光テクノロジーを通して豊かな社会と環境を創造する」質の高いサービスの提供に努めてまいります。
受賞概要
表彰名
第37回(2019年)日本照明賞
受賞対象
「ドーム球場における体験・体感型照明空間の創出 -ナゴヤドームにおける実現-」
受賞者
※受賞者の個人名は省略しています。
計画グループ/ナゴヤドーム、竹中工務店、岩崎電気
照明設計・制御グループ/ソニービジネスソリューション、岩崎電気
器具・施工グループ/竹中工務店、トーエネック、岩崎電気
(参考)ナゴヤドーム主な納入器具
- フィールド照明:超高演色形LED投光器「レディオック フラッド ゼスト」570台
- 空間照明:高効率形LED投光器「レディオック フラッド デュエル」48台
- 演出照明:フルカラーLED投光器「レディオック フラッド フルカラー」102台
- 照明制御:DMX制御照明システム(ドーム球場として日本初)
フィールド照明、空間照明、演出照明は、「106ビジョン※2」の映像と連動してチームカラーなどを使用した演出制御ができ、試合やイベントをさらに盛り上げます。
- ※1:弊社は、第16回(1997年)「長野市オリンピック記念アリーナ(エムウェーブ)」、第30回(2011年)「皇居外苑照明設備」、第34回(2016年)「横浜スタジアムのLED改修」につづく、4度目の受賞になります。
- ※2:全長106mの3面構成の大型映像装置。3面の表示面積はセントラル・リーグ6球団本拠地球場で最大。
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