免震対応のLED高天井用照明器具
「LEDioc HIGH-BAY α 免震吊下形」を共同開発

岩崎電気と、安藤ハザマ(本社：東京都港区、社長：福富正人)は、共同で、地震時の振れ止めなどの耐震支持材の取り付けが不要な「免震吊下式高天井照明装置」を開発しました。

岩崎電気は、この照明装置を商品化し、LED高天井用照明器具「LEDioc HIGH-BAY α 免震吊下形」(レディオック ハイベイ アルファ めんしんつりさげがた)9形式を7月より受注開始いたします。

「LEDioc HIGH-BAY α 免震吊下形」は、共同開発した免震機能を岩崎電気のLED照明器具に搭載することで、地震による横への振れを大幅に軽減し、照明器具の天井設備(天井配管・ダクト等)への接触による損傷を防ぐ、免震対応のLED高天井用照明器具です。

明るさ3タイプ、165W(メタルハライドランプ400W相当)、110W(水銀ランプ400W相当)、80W(水銀ランプ250W相当)。吊具長さ3タイプ(3m、2m、1m)の計9形式。

工場や倉庫などの高天井施設で吊下形の照明器具を使用する場合は、地震に対する安全対策として、落下防止ワイヤーのほか、振れ止め金具などの耐震支持材を取り付ける場合が多く、施工に手間がかかりました。

振れ止め金具を使用する場合は、別途レースウェイや耐震支持金具を組み合わせて施工するので、付属品の費用と作業工程が嵩み、見た目にも煩雑になりがちでした。

また、チェーン吊の場合はチェーンの自由度により、取り付け箇所・器具接合部共に負荷をある程度分散することができましたが、振動が大きくなった場合には振り幅が大きくなり、周囲への接触等に不安がありました。

新開発の免震機能では、揺れによる振り幅を抑え、耐震支持材等も不要となり、取り付け作業の大幅な省力化に貢献。
高所での作業が軽減されることで作業者の安全性も向上します。
付属部品を削減できるため大幅なイニシャルコストの削減も可能です。

主な使用場所は、工場や倉庫、公共施設、医療施設、物流施設などの高天井の施設。