光のリアルな表現を追求した2つの仮想照明体験システム
「iVR-360™」「iVR-Dive™」を開発

2018年6月7日

岩崎電気は、光の専門メーカーとしてVR(仮想現実)空間での光のリアルな表現を追求した2つの仮想照明体験システム「iVR-360」(アイブイアール 360)、「iVR-Dive」(アイブイアール ダイブ)を開発しました。

用途に応じたVRコンテンツを制作いたします。


iVRによる検討


完成施設写真(ナゴヤドーム)

照明環境シミュレーションシステム「iVR-360」

「iVR-360」は、リアリティにこだわった光環境の再現性により、精度の高い照明環境シミュレーションを行うことのできるシステムです。

あらかじめ設定したポジションから360度全周方向の照度、輝度、直視グレアなどを定量的に確認することが可能です(特許出願中)。

照明環境を数値的、かつ感覚的に検証することにより、施主様や運営者様と照明設置後のイメージ共有の促進に活用でき、設計検討や試験施工の時間を短縮、その後の手戻りや調整の負担を軽減させます。

スポーツ照明を例にとると、明るく、むらなくフィールドが照らせるか、プレイに支障のあるグレア(まぶしさ)がないか、球技であれば空間でのボールの見え方に問題が無いかなど、設計上の指標となる数値と、利用者が受ける印象の差異などを確認することが可能です。

明るさ検証

照度・輝度表示任意のポイントの照度値・輝度値を数値で表示することができます。

照度・輝度分布任意の明るさ(照度・輝度)で色付けし、明るさの範囲を明確にすることができます。


グラウンド面の照度・輝度を指定カラーで表示

直視グレア評価注目機能

任意の輝度値以上の照明器具を色付けでき、プレイの妨げになる直視グレアの有無を検証できます。


設定値以上の輝度に色表示

視認性評価

輝度対比の値に応じて色付けし、ボールなどの見やすさを検証できます。


ボールの位置による見え方をビジュアル化

注目機能
照明設計の通常提案にプラスして特に注力した機能

仮想照明空間体験システム「iVR-Dive」

「iVR-Dive」は、ヘッドマウントディスプレイにより、VR空間上を自由に移動しながら自由な視点で照明環境を体感できるシステムです。

照明器具のグレア、映り込みなど、施設の完成イメージの把握、共有に役立ちます。

また、DMX制御による照明演出を事前に確認することにより、照明設置後の調整期間短縮にも貢献します。

ヘッドマウントディスプレイイメージ

直視グレア評価注目機能

配光データに基づいた照明器具のグレアをビジュアル化でき、自由な視点・視線方向で照明器具のグレア感を確認できます。(特許出願中)

反射グレア評価

照明器具の床面などへの映り込みを自由な視点で検証することができます。
※材質の詳細なデータが必要です。

照射方向検証

照明器具の照射方向、照射位置をビジュアル化することで、詳細に検証することができます。

照明演出シミュレーター注目機能

DMX制御の演出データをVR空間上で再生可能。
※別途DMXコントローラーが必要です。

注目機能
照明設計の通常提案にプラスして特に注力した機能

「iVR-360」、「iVR-Dive」を使用したコンテンツの作成費用は、施設の規模に応じ、お見積りいたします。

また、コンテンツの作成には、施設の詳細な3Dデータ(BIMなど)と建築材料の詳細(材質、色、反射率など)が必要です。(3Dデータの無い施設では、データ作成、反射率測定など、有償にて対応いたします)

「iVR-360」、「iVR- Dive」を使用したコンテンツは、付加価値の高いプレゼンテーション資料としてお使いいただけます。照明施設提案に広くご活用ください。

  • ※「iVR-360」のコンテンツ再生にはWindows10が動作するPC環境が必要です。
  • ※「iVR-Dive」のコンテンツ再生にはHMD(ヘッドマウントディスプレイ)Oculus Riftが必要です。

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